あなたの大切な畳、裏返しは考えていますか?💡
畳マン六代目があなたに贈る、畳裏返しの秘密とリスクについての解説記事です。
江戸後期から続く畳屋で一級技能士の私が詳しく説明します。✨
裏返しは節約策として魅力的に思えますが、適切なタイミングが重要で、遅れるとシミや色あせなどのリスクが増大。
この記事を読むことで、裏返しのメリット・デメリットを理解し、最終的には後悔のない畳のメンテナンスを選択してくださいね📚🏠
畳の裏返しのタイミングとリスクを理解しよう
畳の裏返しとは、現在使っている畳表を剥がし、その裏側を再利用することです。
畳そのものを裏返すわけではありませんので注意が必要です。
この手法はコストを抑えるために選択されることが多いですが、タイミングが重要で、何も考えずに行うと後で後悔する可能性があります。
そこで今回は、畳の裏返しのタイミングと、それに伴うリスクについて詳しく解説します。📝✨
畳裏返しのリスク
裏返しには年数制限があると思って欲しい
裏返しを考えるとき、一つ目に考慮すべきポイントは畳の「年数」です。年数が経過しすぎた畳は、裏返しをすると表面にシミなどが出てしまう可能性が高いです。また、思ったように青みが出ないこともあります。💦
裏返し後に出現するシミ
二つ目に留意すべき点は、裏返し後に出現する「シミ」です。
年数が経った畳表を剥がしてみると、シミがあることが多々あります。このシミは、畳表が焼けてきたら目立たなくなるかもしれませんが、それにはかなり長い期間が必要です。
つまり、裏返しをすると長期間シミと付き合わなければならないことを意味します。😓
もちろん年数が短くとも何かをこぼしたりしているとシミが現れますが、年数が経つほどその確率が高いのは当たり前です。
↑表側の画像ですが赤丸の裏側はくっきりと↓
裏返しするなら5年以内がベスト
裏返しを行うなら、理想的には畳が新品から5年以内が最適とされています。
それ以上の年数が経過してしまうと、裏返しした後に「あーこんななら表替えしとけば良かった」と後悔するケースが見受けられます。🔄🕰️
昔は畳の縁が綿の素材しかなく、縁が擦り切れたら裏返しのタイミングとされていました。
しかし、現在は化学繊維が主流となり、畳の縁が強くなったため、裏返しのタイミングを見失いがちです。
畳裏返しの判断は専門家に任せよう
畳の裏返しについては、自己判断で行うよりも専門家の意見を求めることをおすすめします。
一度畳を裏返ししてしまうと、また費用を払って張り替えるしかありません。
ですので、裏返しを検討している方は、是非とも畳屋さんに相談してみてください。
後悔しない選択をするために、プロのアドバイスを活用しましょう!👍🎓
畳の裏返しは経済的な面で魅力的に思えるかもしれませんが、そのリスクもしっかり理解して、適切なタイミングと方法を選びましょう。畳の美しさと快適さは、あなたの生活をより良くするための大切な要素ですから。😊🏠
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