畳替えの種類とその必要性について理解しよう
こんにちは、青畳工房の畳マン六代目です👋
江戸後期から続く畳屋の六代目で畳製作一級技能士として、畳替えについて詳しく解説していきます😊
畳替えの種類とその必要性について理解することで、あなたの暮らしをより快適なものにし、大切な畳を長持ちさせるコツを掴むことができます。
畳替えには「表替え」、「裏返し」、「新調(新畳)」の3つの方法があり、それぞれに特徴と適切なタイミングがあります。
さぁ、あなたの畳、いつどの方法で替えるべきか、一緒に見つけていきましょう!🔍
畳替えには主に以下の3つのタイプがあります。
1. 表替え 🔄
表替えとは、畳の表面(畳表)と畳縁を新しいものに交換する作業のことを指します。🔄
この作業は、畳が古くなって擦れたり、汚れたり、破れたりしたときに行われます。🕰️
まず、既存の畳表と畳縁を丁寧に取り外します。🧹
その後、新しい畳表を張り直し、新しい畳縁を縫い付けます。🧵
この作業は、経年劣化でできた隙間や凹みなども修理します。🎍
一般的に、畳の表替えは10年ごとに行われることが理想となりますが、実際には20年ごとに行われることが多いです。📅
表替えは、畳の美しさと機能性を保つための重要なメンテナンス作業です。🔄🧵🎍
表替えができないパターン
表替えが施行できず新調入れ替えになるパターンもあります。
2. 裏返し 🔄
裏返しは、畳のメンテナンスの一つで、畳表と畳縁を取り外し、畳表を裏返して張り直す作業を指します。🧵
新しい畳縁を縫い付ける作業も同時に行われます。
この裏返し作業は、畳表が新しい状態から約5年以内が理想です。⏳
畳表がまだ傷み過ぎていない場合、裏返しするだけで新品までは行かないまでも青さと清潔感を取り戻すことができます。🌟
畳表の裏側は、表面と比べて当然光を受ける量が少ないため退色が遅いのが特徴です。☀️
そのため、裏側がまだきれいなうちに裏返しを行うと、畳をきれいに長く使用することが可能となります。🌱
ただし、年数が若いからと全ての畳が裏返し可能なわけではありません。
畳の形状や、シミなどの汚れがある場合、裏返しは難しくなります🚫
それらの状況を考慮に入れて、裏返しの適用を検討することが重要です。🔍
裏返しできない形の畳とは?
3. 新調(新畳) 🆕
新調🆕(新畳)とは、新築の家、または既存の畳が古くなってしまった場合に、全く新しい畳を作り、設置する作業のことを指します。🏠🎍
この場合まずお部屋の採寸から始まります。📏📐
畳屋さんが現場に出向き、お部屋のサイズや曲がりなどを正確に測定します。
これは、新しい畳がピッタリと部屋に収まるようにするためには欠かせない作業です。
次に、採寸した通りの形で新たに畳を作ります。🎋🔨
これには、畳床(たたみどこ)と呼ばれる芯材を、採寸のサイズから畳表の厚み分を引いてカットし、その上に畳表(たたみおもて)を張り縫い付けます。
完成したら新しい畳が部屋に納めます🏘️🚚
これは、古い畳と入れ替える際には新調入れ替え工事ともいいます。
畳替えのサインをキャッチしよう
畳替えが必要なサインを見つけるためのヒントをいくつかご紹介します。
これらのサインを見逃さないように、たまには畳の状態をチェックしましょう。👀
1️⃣ 畳と畳の間に隙間ができている: 畳が収縮したり、形が崩れたりすると、畳と畳の間や壁の間に隙間ができます。隙間程度なら表替えなどの時修理できます。
2️⃣ 歩いた時に畳がぶかぶかする: 畳がぶかぶかと動くのは、畳床が痛んできているかもしれません。
畳下の板がずれているだけの場合もありますが、畳床が原因だった場合新調入れ替えをお勧めいたします
3️⃣ 畳表が古くなってクズが出てきて服につく: 畳表が古くなると、クズが出てきて服につくことがあります。クズがつくほどの年数になると裏返しは難しいかもしれません。表替えを検討しましょう。
4️⃣ シロアリや腐れで畳床が痛んでしまう: シロアリの被害や湿気による腐れで畳床が痛んでしまうこともあります。家そのものにも被害がありますので早めの対処が必要です。
畳の寿命は使い方や環境によりますが、大切な畳を長持ちさせるためにも、快適な生活を送るためにも、適切なタイミングでの畳替えが重要です。🔄
あなたの畳、今一度チェックしてみてください。🔍
あなたの快適な生活のために、畳の状態を見逃さないようにしましょう。🏡💕