良い畳表は、青さだけでは分からない。い草の質と織りの見方

畳マン六代目
畳マン六代目

見積りに見本を持って伺うと、「見ても違いが分かるかな」とお話しされることがあります。私が見ている箇所を説明しながら、一緒に見て、触って比べていただきます。

畳表の表面と手触りを比べてみる

同じ国産い草でも、使うい草と選別、織り方によって仕上がりが変わります。こちらは普及品と上級品の畳表を、低い角度から見た比較です。

普及品の畳表を端から見た織りと表面
上級品の畳表を端から見た織りと表面

見るのは表面のそろい方や織りの詰まり。触れるときは、滑らかさやい草の感触も比べます。写真だけでは伝わりにくい違いを、実物の見本で確かめていただきます。

畳縁の近くには、い草の選別も表れます

畳縁を縫い付けた普及品の畳面
畳縁を縫い付けた上級品の畳面

畳縁を付けた、普及品と上級品の比較です。い草は穂先と根の側を交互に織り込みます。使うい草の長さや選別によって、端に近いところの見え方が変わります。

比較的短いい草では、新芽と古いい草が混ざり、太さがそろいにくいことがあります。擦れ方や表面のそろい方にも関わるため、色の違いだけでなく、い草そのものの質と選別を見ます。赤い部分があるから低品質、青いから高品質、と一つの特徴だけでは決めません。

詰めれば詰めるほど良い、とは限りません

畳目の谷の深さは、い草の本数、経糸、織機の調整などでも変わります。い草の詰まり方と織り上がりを見ますが、詰めすぎてい草の良さをつぶしてしまわないことも大切です。

質、選別、織り、表面、手触りを合わせて比べる。それが、青畳工房の畳表選びです。中国産い草は使わず、国産でも当店の基準に合う畳表を選んでいます。

使う部屋と予算に合わせ、見本で選びます

座ったり寝転んだりする部屋か、人を迎える部屋か。見た目の好みと使い方を伺い、ご自宅で見本を比べます。品質の違いと価格の違いを説明したうえで、選んでいただきます。

選ぶ畳表と必要な工事が決まったら、部屋全体の総額をお伝えします。見積りを聞いてから、ご依頼を決めてください。

この記事を書いた人
畳マン六代目

青畳工房 六代目の古賀隆夫です。1982年生まれ、一級畳製作技能士。創業170余年の畳店を受け継ぎ、佐賀市水ヶ江を拠点に畳替えを行っています。

国産い草にこだわり、畳の状態を確認して、表替えで済むか新畳が必要かを正直に判断します。家具移動や素材選びも、六代目本人がご相談から施工まで対応します。

畳マン六代目をフォローする
よくある質問