【畳好きは使うな!】水拭きで掃除できるペット用畳、わんにゃんスマイル畳

犬や猫と暮らしていると、畳の汚れやにおい、爪による傷が気になるものです。けれど、ペット向けの畳に替えれば何でも解決する、というものでもありません。

わんにゃんスマイル畳は、PVCレザーの畳表を使った、い草とは別の畳です。水拭きしやすいため、食べこぼしや足あとが気になる部屋では、普段の手入れを少し楽にできることがあります。一方で、畳の縁やすき間、畳の下まで水分が入った場合は、表面だけを拭いて終わりにはできません。

青畳工房では、畳マン六代目・古賀隆夫が、ペットの種類や過ごし方、今の畳床の状態を見てから、わんにゃんスマイル畳を含めた選択肢をお話しします。保護猫と暮らしているからこそ、素材の特徴だけでなく、毎日の掃除で困りやすいところも一緒に考えます。

わんにゃんスマイル畳が合いやすい部屋

特に相談が多いのは、犬や猫が長く過ごす居間、食事のそば、汚れをその都度きれいにしておきたい部屋です。い草の香りや手触りを第一に選ぶ畳とは、良さの向いている方向が少し違います。

  • 食べこぼしや足あとを、こまめに拭き取りたい
  • 水拭きできる畳を探している
  • い草の変色より、日々の手入れのしやすさを優先したい
  • 今の畳床が使えるかも含めて、表替えか新畳かを見てほしい

反対に、い草の香り、経年で変わる色合い、素足での自然な感触を大切にしたい場合は、国産い草の畳表のほうが合うことがあります。天然い草と比べる場合、青畳工房では中国産い草は使わず、国産でも六代目が日常使いには向かないと判断する畳表は扱いません。素材を決める前に、何を一番大事にしたい部屋かを聞かせてください。

替える前に知っておきたいこと

い草の畳とは、手触りも見え方も別のものです

わんにゃんスマイル畳は、い草の畳表とは異なる表面材です。い草のように日焼けで色が移っていく素材ではありませんが、香りや繊維の感触まで同じにはなりません。写真だけで決めず、可能なら見本に触れてから選ぶことをおすすめします。

水拭きできても、濡らしたままにはしません

日常の汚れは、固く絞った布で水拭きできます。落ちにくい汚れは、薄めた中性洗剤を使って拭き取り、そのあと水拭きと乾拭きをします。洗剤を直接たっぷりかけること、漂白剤や強い薬剤を使うこと、濡れた布を長時間置くことは避けてください。

粗相などで水分が畳のすき間や縁の近くまで入ったときは、表面を拭くだけでは判断できません。においが残る、同じ場所が湿る、畳の下まで濡れたかもしれないというときは、ペットの粗相で畳が濡れたときの対処も参考にしつつ、早めにご相談ください。

へこみや縁の傷は、使い方によって出ます

重い家具の脚や一点に力がかかる置き方では、素材を問わずへこみが出ることがあります。脚の下に敷物を入れるなど、荷重を分ける工夫が必要です。また、縁は使い方によって汚れたり傷んだりします。縁だけの補修で済むこともありますが、状態を見てからの判断になります。

爪の傷、水分、い草の感触。どれを優先するかで選びます

ペットがいるからといって、全員に同じ畳をおすすめするわけではありません。わんにゃんスマイル畳は水拭きのしやすさを重視した選択肢です。猫の爪による引っかき傷が一番の悩みなら、爪や傷に配慮したMuKiZu-Tatamiも比べる価値があります。い草の香りや自然な風合いを残したいなら、国産い草の畳表で部屋の使い方に合う帯を選ぶ方法もあります。

「犬がいるから」「猫がいるから」ではなく、どこで寝るか、走るか、食べるか、窓際か、掃除をどこまで楽にしたいか。そこを聞いて、六代目が素材と畳床を見分けます。

表替えでよいか、新畳にするか

表替えは、今使っている畳床を生かして表面と縁を替える工事です。畳床に大きな傷みや沈みがなければ選べますが、畳床が弱っている場合は表面だけ替えても使い心地は戻りません。ペットの汚れやにおいが畳の中まで入っている場合も、畳を上げて状態を確かめます。

見積りの前に、畳を上げて畳床と床の状態を見ます。写真だけで大まかな相談はできますが、表替えか新畳かの最終判断は、実物を見てから正直にお伝えします。

費用や工事の前に、まず確認したいこと

畳の枚数、表替えか新畳か、部屋の寸法、縁の有無で金額は変わります。ペットと暮らす6畳の畳替え費用の考え方では、見積りで確認する項目をまとめています。一般的な畳替えの価格帯は畳替え価格表でも確認できます。

ただし、ペット向け畳が向くかどうかは、価格だけでは決まりません。今の畳の写真、ペットが過ごす場所、困っていることをLINEで送っていただければ、まずは考え方をお返しします。

迷ったままでも、ご相談ください

「水拭きできる畳に替えたいけれど、い草も捨てがたい」「爪の傷とにおい、どちらを先に考えるべきか分からない」という段階で大丈夫です。畳マン六代目・古賀隆夫が、畳の状態と暮らし方を見て、向く方法と向かない方法をお話しします。

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この記事を書いた人
畳マン六代目

青畳工房 六代目の古賀隆夫です。1982年生まれ、一級畳製作技能士。創業170余年の畳店を受け継ぎ、佐賀市水ヶ江を拠点に畳替えを行っています。

国産い草にこだわり、畳の状態を確認して、表替えで済むか新畳が必要かを正直に判断します。家具移動や素材選びも、六代目本人がご相談から施工まで対応します。

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猫・ペットと暮らす和室畳表の種類・選び方