【畳マン六代目の徹底解説】畳替えで気付くシロアリ被害|見逃しやすいサインと防止策

畳マン六代目
畳マン六代目

こんにちは、畳マン六代目です。
私は創業170年以上続く老舗畳店「青畳工房」の六代目として、畳製作一級技能士の資格を持ち、これまで数多くの畳替えに携わってきました。
そこでよく目にするのが、畳替えのタイミングで発覚するシロアリ被害です。
表面上は何も問題なさそうでも、畳の裏側や床下で静かに進行しているケースは珍しくありません。
被害に気づいたときには家全体にまでダメージが及んでいることもあるため、早期発見と対策が非常に重要です。


畳替えで発見!シロアリ被害の典型的なサイン

畳替えを行う際に、畳を外したら畳床や床下がボロボロになっていた…という相談をよく受けます。とくに、以下のようなサインが見られる場合は、シロアリ被害を疑いましょう。

畳の裏に蟻道(ぎどう)がびっしり
→ シロアリが移動するトンネルで、泥や土が付着した筋状の跡が見られます。
畳床が崩れ落ちるほど柔らかい
→ 木質(わら含む)部分を食害されていると、触っただけでポロポロになることも。
畳が突然波打つ、柔らかく沈む
→ シロアリの侵入で内部が空洞化し、踏んだときの感触が変わります。

畳替えが早期発見のチャンス

普段は気づきにくい床下や畳の裏側。
畳替えの際にはそれらを一度すべてめくるため、シロアリ被害を早期に見つけやすいのが大きなメリットです。もし異常があれば、家の基礎部分や床下の状態を含めてしっかりチェックするきっかけになります。


シロアリ被害が発生しやすい場所

シロアリは、湿気と**食べ物(木材・わらなど)**がある場所を好みます。
畳替えの際にシロアリ被害が多く見つかる場所には、以下のような共通点があります。

よく発生する場所

タンスや家具の下
→ 風通しが悪く、湿気が溜まりやすい。タンスは床に密着していることが多く、シロアリが侵入しやすい環境です。
水回り(キッチン・洗面所・お風呂場)付近
→ 湿気が多い場所はシロアリにとって最適な繁殖環境。隣接する和室の畳に被害が及ぶケースも。
家の周りに放置された段ボールや木材
→ シロアリのエサになるものが屋外にあると、そこから家の内部へ侵入しやすくなります。


シロアリを発見したらどうする?正しい対処法

シロアリを見つけた瞬間、あわてて殺虫剤を噴射してしまう方がいますが、これは絶対にNG
なぜなら、中途半端に追い散らすとシロアリが巣ごと移動し、被害が拡大する恐れがあるからです。

正しい対処の流れ

  1. 信頼できるシロアリ専門業者へ連絡
    ・家全体の点検を依頼し、被害状況や侵入経路を確認してもらう。
  2. 床下や被害箇所に薬剤を散布(駆除作業)
    ・大規模な被害の場合、家の基礎全体に処理を施す必要があることも。
  3. 再発防止策を講じる
    ・湿気対策や換気改善など、シロアリの好む環境を見直す。

信頼できる業者を選ぶポイント|悪質業者に注意!

シロアリ駆除は専門的な知識と技術が必要なうえ、高額になることも多い分野です。
そこで、悪質な業者が巧妙な手口で契約を迫るケースも…。

実際にあった悪質業者の話

あるお客様宅で、突然飛び込みのシロアリ業者が訪問し、
「無料で点検いたしますよ」
とアプローチ。お客様が断ったところ、その業者が家の周囲にわざとシロアリを捨てていったという事例がありました。
住人に「やっぱりシロアリがいた!」と思わせるための悪質な手口です。

信頼できる業者を選ぶ3つのポイント

地元で実績のある業者に依頼する
→ クチコミや評判をチェックし、長年営業しているかも確認すると安心。
事前に丁寧な点検と見積もりを行う
→ どこにどれだけ被害があり、どの程度の費用がかかるのか明確に説明してもらいましょう。
飛び込み営業は基本的に疑ってかかる
→ 特に、断った後で“追加の被害”を演出しようとする悪質業者には要注意。


シロアリを防ぐためにできること|予防策を徹底しよう

シロアリ被害を完全にゼロにするのは難しいですが、日頃の予防対策でリスクを大幅に下げられます。

シロアリを寄せ付けない方法

家の周りに段ボールや廃材を放置しない
→ シロアリの格好のエサになり、侵入を招く原因になります。
タンスや家具の下に隙間を作り、風通しを良くする
→ 湿気が溜まらないようにすることでシロアリが好む環境を避けられます。
水回りの湿気対策を怠らない
→ 換気扇や除湿機の活用などで、水気が多い場所をできるだけ乾燥させる。
定期的に床下や畳の状態をチェック
→ 特に和室が水回りに隣接している場合は要注意。早めの点検が鍵です。


まとめ|畳替えは家を守るための重要なメンテナンス

シロアリ被害は床下などの見えない場所で着々と進行し、気づいたときには家全体の強度が損なわれていることも少なくありません。
畳替えは、こうしたシロアリ被害を早期に発見する絶好の機会といえます。
もし畳に波打ちや沈み込みを感じたり、畳床が崩れているような症状があるなら、すぐに専門家へ相談してください。
被害を最小限に食い止めるためには、早めの行動が何より大切です。
何か気になることがあれば、ぜひお気軽に畳マン六代目(青畳工房)へお問い合わせください。あなたの家と和室を守るため、全力でサポートいたします!

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枚数や、畳の状態によりお預かり日数が変わることがあります。

この記事を書いた人
畳マン六代目

創業170余年・青畳工房の「畳マン六代目」こと古賀隆夫。
古賀畳工業所から法人化し現在、正式な社名は「株式会社WT」であり、その代表取締役。
1982年生まれの畳製作一級技能士。

佐賀工業高校卒業後、3年間週1回の畳訓練校に通いつつ福岡県の中村製畳店にて弟子として修行。
その後ご縁があり山口県の荒川氏や奈良県の浜田氏など畳製作技術のスペシャリストの方々を師事することで通常業務では知り得ない技術の真髄を学ばせて頂く。

国産畳表を愛し、佐賀県最後のイ草生産者吉丸氏や、熊本県八代市のたくさんのイ草生産者さん達との繋がりを最高の財産だと考えている。

「中国産イ草を使わなければならないのであれば、その仕事はキッパリ断る」がポリシー。

時には伝統的な技術と新しいアイデアを融合し、家族が笑顔でほっとする空間作りを目指しています。

ありがたいことに地元佐賀や福岡のメディア取材多数頂いてます。
STS・NHK・ぶんぶんTV・FBS・FM佐賀・NBC・えびすFM・雑誌新聞等

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