縁なし畳の製作方法から比較まで
ここでは、畳マン六代目が縁なし畳の魅力と製作方法について語ります!🎍
畳が綺麗になるとどれだけ空間が変わるか、ビフォーアフターの病室の畳で実感してみてください。
その違い、圧倒的ですよ!😉
さらに、種類豊富な畳材料とその選び方についてもほんの少しだけ解説します。
機能性と質感、どちらも大事ですよね。
さらに、真心を込めて作った畳の製作過程もご紹介。
見えない部分まで丁寧に作ることの差が少しだけわかっていただけます。
🌿縁なし畳のビフォーアフター
退院されてから次の患者さんが入るまでに納品しなくてはならない病室の畳のビフォーアフターをお見せします。
その違いをご覧ください。交換前の畳はかなり使われており、新品とは比べ物になりません。
病院は衛生的が一番!だからこそ、畳替えが必要なんですね。😉
🎍材料で変わる畳
今回使用した畳の畳表は、ダイケン清流という樹脂加工紙表で、新品当初は撥水効果で汚れが付きにくいです。
しかし、い草と比較すると、畳としての質感は少し落ちるかもしれません。
そのダイケン畳表の特徴を挙げると:
と、良い面もあれば悪い面もあります。機能性を高めれば質感が失われる。
工業製品ではそれは当たり前のことなので、このメーカーに限ったことではありませんよ!
使用頻度や用途を考えて素材を選ぶことが大切ですね。👍
✂️縁がない畳の作り方
今回は新しい畳を敷く前に、もともと納まっていた古い畳と作り方を比較しました。上が私、畳マン六代目の作った畳、下が他店が作ったもともとの畳です。
畳の幅方向を横から見た写真ですが、縫い方はもちろん見た目も変わってきます。
以前のものは直線縫いを入れた後に千鳥というやり方。
特に悪い縫い方ではありませんよ。😊
ただ、私の作る畳はハシゴ縫い。縫い幅が少し広く見えますが、あまり縁なしで細かく縫うのは好きではありません。
下にイが引っ張られて畳の上面に刺し荒れがボコボコ感が出やすいので、少し間隔を広めにし縫う位置も少し低めにしています。
縫うときには畳表を幅方向へしっかりと引っ張って吊り畳表と畳床の側面に空間ができないようにきっちり作っています。
これにより、角が下がりますので畳ヘリがない分スレやすい角に直接足が当たらないのようになり角がスレにくくなっています。
そして、他店のものは畳表の端がむき出しになっていますね。
畳マンが作る畳では、青いネジワラテープ(厚み調整の資材)が側面まで来ています。
このテープで断面を隠すことで、敷き込む際に畳表の端が引っかからないようにし、またゴミが溜まりにくくしています。
畳床は通常どこの畳店さんも90度の角度では裁断しません。
敷きこみやすいように裏側の方がわずかに小さくなっているんです。
さらに縁なし畳は畳縁がありませんだから、余計にゴミが溜まりやすいという難点があります。
少しでも埃をたまらなくする意味合いも込めてこのように作っております。
ゴミがたまるとそれを餌に寄ってくる害虫もいますからね!
それを避けるためにも、見えないところも丁寧に、そんな気持ちを持って作っています。✨
以上、縁なし畳の素晴らしさとその製作方法についてお話しました。これが皆様の畳選びの参考になれば幸いです。
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