畳床は、畳の中で厚みと踏み心地をつくる部分です。新畳にする場合は、まず六代目が畳を敷く場所と必要な厚みを確かめます。使える畳床の違いをご説明し、踏み心地のお好みやご予算を伺います。

畳床は、畳の形と踏み心地をつくる部分です
畳床は、普段は畳表の下に隠れています。藁を使ったもの、木質系のボードとフォームを組み合わせたもの、薄い畳や床暖房用のものなどがあります。
表替えでは、今の畳床を使えるか確かめます。新畳は、畳床から新しく作ります。




畳を上げてみないと、分からないことがあります
畳表が傷んでいても、畳床はまだ使えることがあります。畳を上げて、畳床の強さ、傷み、湿気、寸法、縫い糸と、補修・調整の可否を確かめます。沈みがある場合は、畳床と見える範囲の床板を分けて確認します。
- 踏んだときに沈む
- 畳を上げて、畳床と見える範囲の床板を分けて確認します。床板など建物側の不具合は、畳替えだけで必ず直るとはいえません。
- 隙間や段差がある
- 畳床の反りや寸法を調べ、どこを直せば隙間や段差が減るかを確かめます。
- 湿気やカビのにおいが気になる
- 畳表と畳床に湿気による傷みがないか、畳を上げて見える床板の状態はどうかを確かめます。
- 表替えを考えている
- 畳床が使える状態なら、必要な補修と寸法・高さの調整を行い、表替えで生かします。
踏み心地・厚み・素材から選ぶ、畳床の種類
お部屋に使える畳床の中から、踏み心地や素材、価格の違いを比べてみてください。
基本になる畳床
価格と扱いやすさのバランスを考えて選ぶ畳床です。
予算を抑えたい部屋で検討します。使う頻度や部屋の用途も伺います。
しっかりした踏み心地がお好みの方に向く畳床です。
藁を使った畳床
藁の間にフォームを挟んだ畳床です。藁らしい足あたりを残しながら、重さも考えています。
昔ながらの足あたりを大切にしたい和室に向きます。湿気が気になる場合は、畳床の傷みと、畳を上げて見える床板の状態を確かめます。
素材や使い方で選ぶ畳床
檜の香りや素材感を楽しみたい和室に向く畳床です。
衝撃をやわらげるための畳床です。製品の性能、厚み、部屋への納まりを確かめて使います。
薄畳・床暖房用
マンションやリフォーム後など、畳を入れる厚みが少ない部屋に使います。
床暖房の仕様と、必要な厚みを確かめて選びます。
畳を作れる厚みや床暖房への対応は、部屋と製品の仕様で変わります。施工前に確認します。
畳床を比べる
価格だけでなく、使う部屋、必要な厚み、好みの踏み心地も見比べてください。
| こんなとき | 畳床 | 合わせる部屋・使い方 |
|---|---|---|
| 基本の畳床を選びたい | ケナフボード床 | 一般的な和室。価格と品質のバランスを見たいとき |
| 価格を抑えたい | 建材畳床Ⅱ型 | 予算を抑えたい部屋。使う頻度も踏まえて選びます |
| 硬めが好き | 建材床・硬め仕様 | しっかりした踏み心地が好みの方、現代住宅の和室 |
| 藁の足あたりが好き | 藁サンド床/藁床 | 客間や仏間など、昔ながらの足あたりを大切にしたい部屋 |
| 素材感を楽しみたい | 檜畳床 | 檜の香りや素材感を楽しみたい和室 |
| 衝撃をやわらげたい | 衝撃緩和畳床 | 転倒時など、床に体が当たるときの衝撃をやわらげたい場所 |
| 厚みが取れない | 薄畳用畳床 | マンション、リフォーム後の部屋、段差を抑えたい場所 |
| 床暖房に使う | 床暖房用畳床 | 床暖房のある部屋。床暖房の仕様を先に確かめます |
今の畳床が使えるかを見て、芯から替える必要がある場合は、畳床も含めてお見積りします。新畳の見積りについて

今の畳床が、まだ使えるかを見ます
畳を替える方法は、年数だけでは決まりません。畳を上げて畳床の状態を見て、沈みがあるときは見える範囲の床板も確かめます。使える畳床は補修・調整して表替えで生かし、再利用できない、または調整では納まらない場合に新畳をご提案します。
私は、畳床そのものを手で縫って作る方法も学びました。畳の内側がどう組み立てられているかを知ることが、傷んだところをどう補修し、今の畳床をどう生かすかを考える土台になっています。畳づくりを学んできた道のり
よくある質問
表替えで今の畳床を使えるか、畳床の種類、床暖房のことなどをまとめました。
表替えでも、畳床を替えることはありますか?
表替えは、使える畳床を必要に応じて補修・調整し、畳表を替える工事です。畳床の強さ、傷み、湿気、寸法、縫い糸を確かめ、再利用できない、または補修・調整では納まらない場合は新畳をご提案します。
踏むと沈むのは、畳床のせいですか?
畳床が傷んでいることもありますが、床板に原因があることもあります。畳を上げて、畳床と見える範囲の床板を確かめます。床板など建物側に原因がある場合、畳替えだけで必ず解消するとはいえません。
どの畳床を選べばよいですか?
まず、部屋の構造や必要な厚み、床暖房の有無を六代目が確かめます。ケナフボード床を基本の候補に、使える畳床のつくりや踏み心地、価格の違いをご説明します。使えないものがあれば理由もお伝えします。その中から、お好みとご予算も伺いながら候補を一緒に絞っていきます。
藁床と建材畳床はどちらが良いですか?
足あたりの好み、部屋の使い方、費用を伺い、どちらが合うかをお話しします。
床暖房の部屋にも畳は使えますか?
床暖房用の畳床を使える場合があります。床暖房の種類や、必要な厚みを事前に確かめます。
見本を見てから選べますか?
畳表の見本と一緒に、畳床のつくりや踏み心地の違いもご説明します。
踏んだときの沈みや隙間が気になったら
畳を踏んだときに沈む、隙間があるなど、気になることをお聞かせください。畳の枚数が分かれば、あわせてお知らせください。写真だけでは分からないところは、畳を上げて確かめます。
