雨漏りで畳が腐る?腐った畳の対処と表替え・新調の判断

雨漏りで畳が濡れたら、畳だけを乾かして終わりにしてはいけません。まず雨水の侵入を止め、床板と畳床まで確認します。畳床が柔らかく崩れる、腐れたにおいがする、黒く変色している場合は、表替えでは直せず、新調が必要になることがあります。

雨漏りに気づいた直後の順番

  1. 安全を優先する:照明やコンセント付近まで濡れている場合は、無理に触らず専門業者へ連絡する
  2. 雨漏りの原因を止める:屋根、外壁、窓まわりなどの修理を先に手配する
  3. 畳と床板を確認する:濡れた範囲、におい、柔らかさ、裏面の変色を確認する
  4. 再使用できるか判断する:表面だけでなく、芯材である畳床の状態で決める

濡れた畳は重く、無理に持ち上げると畳や周囲を傷めたり、けがをしたりします。家具がある部屋も含め、動かす前に畳店へ相談してください。

実際に確認した、腐れた畳

雨水で黒く変色し畳床まで腐れた畳
黒く変色し、畳床まで傷んだ畳。表面の畳表だけを交換しても直りません。
畳を上げて床板と畳裏の状態を確認している様子
畳を上げると、床板側の湿りや変色も確認できます。

カビより深刻な「腐れ」を確認する

表面にカビが見えるかどうかだけで判断してはいけません。雨水が畳床へ入り、植物繊維や木質系の芯材が腐れば、乾かしても強度は戻りません。

新調を検討する主な状態

  • 踏むと以前より大きく沈む、畳床が崩れる
  • 乾燥させても腐れたにおいが残る
  • 裏面まで黒く変色している
  • 畳床が膨らむ、反る、寸法が変わっている
  • 床板にも雨水の跡や柔らかさがある

反対に、濡れた時間が短く、畳床まで水が達しておらず、変形やにおいがない場合は、状態を確認したうえで再使用できることもあります。写真だけで断定せず、現物で判断します。

表替えでは直せない理由

表替えは、現在の畳床を再利用して、表面の畳表と畳縁を交換する工事です。畳床そのものが腐っていれば、表面を新しくしても強度、におい、変形は改善しません。この場合は畳床を含めた新調が必要です。

表替え・裏返し・新調の違いもあわせてご覧ください。

畳の下と建物側も確認する

国土交通省の資料でも、木造住宅の劣化要因として、雨漏りによる腐朽やシロアリ被害が挙げられています。畳を交換する前に雨漏りを直し、床板や床組みの状態を確認しなければ、同じ被害を繰り返すおそれがあります。

青畳工房は雨漏り修理業者ではありません。畳の状態を確認し、表替えでよいか、新調が必要かを判断します。建物側の修理が必要な場合は、先に専門業者へ相談していただきます。

よくある質問

濡れた畳を天日干しすれば使えますか?

濡れ方が軽く、畳床に変形や腐れがなければ再使用できる場合があります。しかし、乾けば必ず使えるわけではありません。裏面と畳床を確認して判断します。

腐った部分だけ修理できますか?

畳床の一部だけが傷んでいるように見えても、水分は内部へ広がっていることがあります。部分補修でよいか、新調が必要かは現物確認が必要です。

写真だけでも相談できますか?

はい。濡れた範囲、畳表、畳の裏、床板、天井や壁の雨染みが分かる写真をお送りください。次に確認する点をお伝えします。

佐賀市近郊で雨漏り後の畳が心配な方は、原因修理の手配と並行してご相談ください。見積りだけでも大丈夫です。