
畳マン六代目
こんにちは!江戸時代から続く佐賀の老舗「青畳工房」六代目で、畳製作一級技能士の畳マン六代目です😊 最近、ダニ・カビに強いことや色あせしないことから、新築やリフォームでダイケン健やかおもてなどの「和紙畳(紙の畳)」や「樹脂畳」を選ぶ方が非常に増えています。
しかしその一方で、「数年使ってみたけど、やっぱり天然のい草に戻したい!」というSOSのご依頼が当店に急増しているのをご存知でしょうか? 和紙畳には素晴らしいメリットがたくさんあるのに、なぜ「もうイヤだ」と後悔してしまう方がいるのでしょうか?
今回は、実際に和紙畳から国産い草へ表替え(張り替え)をされたお客様の「リアルな声」と、作業中に発覚した「他店の恐ろしい手抜き工事」の実態を、プロの目線で赤裸々に解説します!
目次
お客様の切実な声:「和紙畳は汚れが落ちないし、落ち着かない」
今回ご依頼いただいたお客様は、数年前に別の畳屋さんから「カビが生えなくてお手入れがラクですよ!」と和紙畳を強く勧められ、新調したそうです。 ところが、実際に生活していく中で、次のような強い不満が蓄積してしまいました。和紙畳(紙の畳)で後悔した3つの理由
① 汚れが染み込むと全く落ちない 撥水加工はされているものの、皮脂汚れや液体が長期間放置されて繊維の奥に染み込んでしまうと、紙製ゆえにゴシゴシ拭くわけにもいかず、汚れが黒ずんで取れなくなってしまった。 ② 表面が毛羽立ってしまった 擦れに強いと言われていたが、よく座る場所がこすれて紙が毛羽立ち、見た目が悪くなってしまった。 ③ 和室なのに「リラックスできない」 い草の香りが全くせず、肌触りも硬いため「畳の上でゴロゴロお昼寝をする気になれない…」と、和室本来の癒やしを感じられなかった。衝撃の事実発覚!畳を上げたら「前回の業者の手抜き工事」が…
「よし、それなら極上の国産い草で、深呼吸したくなる和室に蘇らせましょう!」と意気込んでお客様の和紙畳を引き上げた瞬間……私は絶句しました。【発覚した手抜き工事の実態】
このような「見えない部分」での手抜き施工は、お客様にとって大きなショックです。
和紙畳自体のデメリットだけでなく、「せっかく高いお金を出して新調したのに、こんなズレや切れ込みがあったなんて…」という業者への不信感が、和室への愛着をさらに奪ってしまっていたのです。 私たち青畳工房は、「次に畳を替える職人さんが見た時に、恥ずかしくない美しい土台を作ること」を絶対のルールとしています。
今回は、前回の業者が壊した土台の切り込みや寸法の狂いを、い草を張る前にミリ単位で徹底的に補修・調整(床直し)し、隙間のない完璧な状態に復元しました!- 寸法を完全に間違えて作られていた 畳のサイズが部屋に合っておらず、無理やり押し込むために、畳の土台(框・かまち)にカッターで不自然な切り込みがザクザクと入れられていました。
- 隙間だらけのスカスカ状態 寸法が足りていない部分もあり、本来ピシャッと納まるべき畳と畳の間に、ゴミが落ちるほどの隙間が生じていました。
やっぱり最高!「国産い草」に戻して得られる3つの感動
徹底的な土台補修を終え、最高級の「国産い草」で表替えをして納品した結果、お客様から「これこれ!この香りと肌触り!」と大絶賛をいただきました。- 部屋中に広がる「森林浴の香り」 天然い草に含まれる「フィトンチッド」という香り成分が、部屋に入った瞬間に心を落ち着かせ、極上のリラックス空間を作り出します。
- 汚れや傷が「味わい」に変わる美しさ 和紙畳の汚れは「ただの黒ずみ」になりますが、天然い草は日焼けや多少のシミも、時間とともに美しい「黄金色(飴色)」へと馴染み、経年変化を楽しむことができます。
- 素足が喜ぶ、天然のクッション性と調湿機能 い草の内部はスポンジのようなハニカム構造になっており、ゴロンと寝転がったときの柔らかさが格別です。さらに、湿気を吸ったり吐いたりして空気を快適に保ってくれます。
プロが比較!「紙・樹脂畳」vs「天然い草畳」
和紙畳(樹脂畳)が悪いわけでは決してありません。ペットがいるご家庭や、日当たりが良すぎて日焼けが気になるお部屋には最適な素材です。 自分のライフスタイルに合わせて選べるよう、特徴を比較表にまとめました。| 紙・樹脂畳(和紙畳など) | 天然い草畳(国産) | |
|---|---|---|
| カビ・ダニ対策 | ◎ 発生しにくく衛生的 | △ 湿気が多いと換気が必要 |
| デザイン・色 | ◎ 洋室にも合う豊富なカラー | △ 基本は緑から黄金色への変化のみ |
| 癒やしの香り | ❌ 全くしない | ◎ 森林浴のような極上の香り |
| 肌触り・クッション | △ 硬めで、少しツルツルする | ◎ 弾力があり、しっとり柔らかい |
| 汚れのなじみ方 | ❌ 染み込むと落ちず目立つ | ◎ 経年変化で黄金色に馴染んでいく |
まとめ|失敗しない畳選びは「実物を見る」ことから!
和紙畳からい草に戻す事例のまとめ
- 和紙畳はカビや色あせに強いが、「香りが無い」「硬い」「汚れが落ちない」という後悔も多い。
- 天然の国産い草は、香り・肌触り・経年変化の美しさで「最高の癒やし」を与えてくれる。
- 畳の素材選び以上に、見えない土台の隙間や凹凸を直す「職人の施工技術」が和室の寿命を決める!
和紙畳か天然い草かは、暮らし方で判断します
色変わりの少なさや手入れのしやすさを優先するなら和紙畳、香りや足触り、自然素材らしさを大切にするなら国産い草が候補になります。長所だけでなく、気になる点も比べて選びましょう。
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表替えで済むか、新調が必要か、今すぐ工事をしない場合も含めて正直にお伝えします。見積りだけでも大丈夫です。


