畳を縫ってある糸
畳の表替えの下準備(表面のゴザを張り替える)
張替え施工する際に畳屋さんは元々の畳表や畳縁を縫い付けている糸を切ってから畳床に残らないように丁寧に糸を抜くものなのですが、
画像の畳は畳の框部分(畳の縁が付いていない短い辺の方)の糸をほどいたら前回の表替えの際に取り除くべき畳糸が手抜きで残されていてそのまま出てきました。
ずーっと手抜きをして来た畳屋さんは当たり前のこと過ぎて手抜きということすらわかってないのかもしれません。
次の工程、畳屋さんもお客さんだというつもりで張替える
使用する住まいの方には見えないところだからと手を抜くと畳の寿命が縮まったり仕上げた見た目が悪くなりやすくなります。
特に今は殆どの畳屋で、畳用の大きなミシンみたいな機械の逢着機で縫い付けます。
前の糸が残ってると新しい糸が古い糸を縫い締めてしまい畳の形が崩れることに繋がるのです。
ざらにこういう糸が数回分残ってることがあり、あとの作業をする真面目な畳屋さんは手間が増えまくってしまうのです。
施工時間が、プラスで30分、ひどい時は1時間〜2時間。
そんなことより畳屋が畳の寿命を縮めたらいかんと思うのです。。
次張替えするのが自分でも自分じゃ無い他店でもきちんとした仕事をする。
畳屋として当たり前のことです。
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