仕上がりの美しさと快適さを生む「ケナフボード」畳床の秘密

畳マン六代目
畳マン六代目

畳マン六代目です!
青畳工房の六代目として、170年以上続く畳づくりを受け継ぎながら、今の時代に合った畳の魅力を発信しています。

「畳はどれも同じ」なんて思っていませんか? 実は、畳の芯材(畳床)にはさまざまな種類があり、その違いが畳の快適さや見た目、美しさに大きく影響します。

今回は、青畳工房でも採用している 「ケナフボード」 に注目!
「畳床の一番上にケナフボードを使うことで、仕上がりが美しく、快適性も抜群!」という話を、畳マン六代目が詳しく解説していきます。

畳の「中身」にこだわることで、和室の快適さが大きく変わる。

その秘密を一緒に見ていきましょう!

ケナフとは? – 急速成長で地球に優しい植物繊維

ケナフ(Hibiscus cannabinus)は、アオイ科の植物で、主に西アフリカを考える一年草です。
成長が早く、約4ヶ月で2~4mほどの高さに育ちます。 

光合成速度が非常に高く、CO₂吸収能力が通常の木材の3倍以上とも言われており、地球環境に優しい植物資源として注目されています。

また、ケナフ繊維は軽量でありながら強度があり、紙や断熱材のほか、畳の芯材としても活用されるようになっています。

ケナフボードとは? – 柔らかさと耐久性を兼ね備えた芯材

ケナフボードは、ケナフの繊維を圧縮・形成して作られたボード状の素材です。
畳床に採用することで、表面の均一性を保ちながら、適度なクッション性を持てることができます。

青畳工房では、このケナフボードを畳床の一番上に配置することで、以下のようなメリットを行っています。

青畳工房がケナフボードを芯材の最上部に使う理由

① 仕上がりが美しく、見た目が真っ平になる

建材床やケナフボードを使用した畳は、畳表を張った際に表面が均一になり、見た目が非常に美しく仕上がります。
稲わら床の場合、内部のわらが長年の使用によって沈み込み、部分的に凹凸が出たりすることがありますが、建材床はそのような問題が起こりにくいのが特徴です。

✔️新しい時の見た目が均一で美しい
✔️凹凸が発生しにくい

特に、モダンな和室やデザイン性の高い空間には、住み心地の他、一見の美しさが求められるため、建材床+ケナフボードの組み合わせが適しています。

②程よいクッション性で快適な座り心地

畳の上では、椅子に座るのとは違い、直接座ることが多くなります。
そのため、硬すぎず、程よいクッション性が求められます。ケナフボードを最上部に配置することで、適度な柔らか
さを持たせ、座ったときの疲れにくさにつながります。

③ 断熱性の向上

ケナフボードは優れた断熱性能を持っています。 畳床の一番上に配置することで、冬は床からの冷気を遮断し、夏は熱をこもりにくい効果があります。や冬場の寒さが気になる地域では、この特性が大きなメリットとなります。

④ カビが生えにくく、衛生的

従来の稲わら床は湿気を含みやすく、吸湿の限界を超えるとカビの原因になりやすい一面がありました。
しかし、ケナフボードは水分を吸収しにくく、通気性が良いため、カビの発生を抑える効果があります。
畳床の最上部に配置することで、畳表(ゴザ)の裏側に湿気がこもるのを防ぎ、長期間快適に使用できるようになります。

⑤ 赤ちゃんや高齢者にも安心のクッション性

畳の上でハイハイする赤ちゃんや、転倒リスクのある高齢者にとって、硬すぎる床は衝撃が大きく危険です。ケナフボードを最上部に配置することで、適度な柔らかさを持たせ、万が一の転倒時にも衝撃を和らげます。

⑥ 環境に優しい持続可能な素材

ケナフは成長が早く、収穫までの期間が短いため、森林伐採の代替資源としても注目されています。
木材の代わりにケナフを使用することで、環境負荷を軽減し、持続可能な資源活用が可能になります

まとめ – こだわるなら「見た目」も「機能性」も妥協しない畳を選ぶ

畳は、単なる床材ではなく、空間の印象や暮らしの快適さを左右する重要な要素です。
だからこそ、「どの畳表を選ぶか?」だけでなく、「どんな畳床を選ぶか?」 にもこだわることが大切です。

見た目の美しさ、使い心地、長年の耐久性を兼ね備えた畳で、上質な和の暮らしを実現しましょう!


青畳工房はここにあるよ!


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