畳にカビを発生させ難くなる秋の畳替え

佐賀では夏の蒸し暑さが落ち着き、朝晩が涼しくなる秋は、畳替えを進めやすい季節の一つです。気温と湿度が高い梅雨から夏に比べると、新しい畳を入れた後の換気や湿度管理もしやすくなります。

ただし、「秋に替えればカビが絶対に生えない」という意味ではありません。部屋の湿度、換気、掃除、建物の状態が重なってカビは発生します。季節だけでなく、畳替え後の暮らし方も大切です。

新しいい草の畳にカビが出やすい理由

天然い草は湿気を吸ったり放出したりする素材です。新しい畳表は、長年使った畳表よりも吸湿性が残っています。高温多湿の状態が続き、空気が動かず、畳表にほこりや皮脂が付くと、カビが発生しやすくなります。

古い畳にカビが少ないから、部屋の湿度が低いとは限りません。古い畳表は吸湿性が弱くなっている一方、畳の下や床板に湿気が残っていることもあります。

秋の畳替えが進めやすいご家庭

  • 梅雨や夏に畳のべたつきが気になった
  • 客間や仏間を年末までに整えたい
  • 新しい畳を入れた後、日中に換気できる
  • 夏場は不在が多く、部屋を閉め切りがちだった
  • 家具の裏や部屋の隅に湿気がこもりやすい

気候が比較的安定した時期なら、畳の搬出入や室内の換気もしやすくなります。ただし台風や長雨の時期と重なることもあるため、施工日は天候を見ながら調整します。

畳替え後に行いたいカビ対策

  1. 湿度計を置く: 感覚だけでなく、部屋の湿度を数字で確認します。
  2. 空気を動かす: 窓開けだけでなく、エアコンの除湿やサーキュレーターも使います。
  3. こまめに乾拭きする: 畳の目に沿って掃除し、ほこりや皮脂をためないようにします。
  4. 敷物を長期間敷きっぱなしにしない: 畳と敷物の間は湿気がこもりやすくなります。
  5. 家具と壁の間を確認する: 空気が通る隙間を作り、結露や水漏れがないかも見ます。

カビがすでにある場合は先に状態確認を

表面にうっすら付いたカビなら、乾燥させて適切に掃除できる場合があります。畳の中まで湿っている、強い臭いがある、何度掃除しても再発する場合は、畳床や床板の確認が必要です。

表替えでよいのか、新畳が必要なのかは、畳の硬さや湿気の浸透具合で判断します。青畳工房では、六代目本人が現在の状態を確認し、必要以上の交換にならないようご案内します。

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秋の畳替えについてよくある質問

秋まで待たないと畳替えできませんか?

畳替えは年間を通して可能です。畳が破れている、カビや水濡れがあるなど緊急性が高い場合は、季節を待たずに状態を確認します。

新しい畳は毎日窓を開ける必要がありますか?

雨天や外気の湿度が高い日は、窓開けよりエアコンの除湿が適することがあります。湿度計を見ながら空気を動かしてください。

秋に畳替えすると年末まで青いままですか?

色の変化は日当たりや使用状況で異なります。い草が黄金色へ変わるのは自然な経年変化で、不良ではありません。

この記事を書いた人
畳マン六代目

青畳工房 六代目の古賀隆夫です。1982年生まれ、一級畳製作技能士。創業170余年の畳店を受け継ぎ、佐賀市水ヶ江を拠点に畳替えを行っています。

国産い草にこだわり、畳の状態を確認して、表替えで済むか新畳が必要かを正直に判断します。家具移動や素材選びも、六代目本人がご相談から施工まで対応します。

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