さて、3月31に民法改正案が閣議決定されました。
その中に、退去時のクロスや畳の通常使用による日焼けや劣化は大家さんが負担すること!
ということで、敷金での揉め事を減らすことができそうですね。
畳の場合、日焼けによる色変わりはもちろんササクレなどは通常使用だと思います。
中国産だとササクレが早いことも多いでしょうしイグサの品種や草質でも変わりますから住む時に選べない借主を責めるのは酷です。
さて、この改正案が我々畳屋さんにどう影響するでしょうか?
畳の表替えが大家さん負担なら、大家さんは畳をフローリングにするところも多くなるでしょう。
賃貸物件をメインにしてる畳屋さんはかなりの打撃になるかもしれません。
当店は一般のお客さんがメインなので賃貸は年に指で数えれるほどしかありませんのであまり影響はないと、、、
は思いません。
畳の総数が激減するかもしれない。
そうなると畳に触れたことがない人がさらに増え、畳そのものに必要性を感じる人も減るかもしれない。
さらに少ない賃貸物件を取り合い、本当にゴミのような品質の畳表をつけられるかもしれない。
そうなると畳嫌いも増加しちゃう。。
巡り巡ってある一定の品質以上しか使わない当店のような畳屋さんにも影響がでてくることでしょう。
大家さんが負担するのは私自身は賛成ですし、理にかなってると思います。
ただ、今現在のどんな品質でも新品なら良いだろうと考えるやからもいる畳業界ですからちょっとだけ怖いですね。
畳マン六代目は背筋をまっすぐに伸ばして良い仕事するだけです!
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