「新しくしてもらった畳が敷居より高いのですが、どうにかなりませんか」と、他店で施工された方からご相談がありました。
畳の厚み、畳床の種類、部屋の状態が分からない段階では原因を断定できません。畳が少し高く感じるだけなのか、歩くと足が引っかかる段差なのかによっても対応は変わります。
新しい畳が敷居より高くなる主な理由
- 新しい畳表や畳床が、古い畳より厚い
- 採寸時に敷居までの高さ確認が不足している
- 床板や畳寄せにゆがみがある
- 一部だけ補修材が厚く入り、局所的に盛り上がっている
- 新しい畳表がまだなじんでおらず、角が強く見える
畳床の種類がわら床か建材床かによって、調整できる方法も異なります。表面だけを見て削ればよいとは限りません。
まず施工店へ状態を伝えるのが基本です
施工直後であれば、採寸・製作をした畳店が部屋と畳の状態を最も把握しています。「どの場所が」「どの程度」「どんな動きのときに」気になるかを伝えて、確認を依頼してください。
知人の紹介で言いにくい、連絡がつかない、相談しても対応してもらえないといった事情がある場合は、別の畳店へ現場確認を依頼する方法もあります。ただし、写真だけでは高さや畳床内部の状態までは分からないため、訪問確認が必要になることがあります。
自分で畳を削ったり押し込んだりしないでください
畳の側面や裏面を自己判断で削ると、畳表を固定する糸や畳床を傷めることがあります。無理に踏みつけてなじませようとすると、角がつぶれたり、周囲の畳との高さがばらついたりします。
特に高齢の方、小さなお子様、歩行補助具を使う方がいる部屋では、わずかな段差でも転倒につながる可能性があります。足が引っかかる状態なら、様子見にせず早めに確認してください。
現場で確認するポイント
- 敷居と畳の高さを部屋の複数箇所で確認する
- 高いのが一枚だけか、部屋全体かを調べる
- 畳を上げて畳床・床板・補修材の状態を見る
- 畳表の張り具合や角の納まりを確認する
- 調整で直せるか、作り直しが必要かを判断する
青畳工房では、畳を快適に使える床材として納めるため、寸法だけでなく段差や歩いた感触も確認します。他店施工の畳についても、まず状態確認からご相談いただけます。
畳の段差についてよくある質問
新しい畳は使えば低くなりますか?
表面がなじんで感触が変わることはありますが、つまずくほどの段差が自然に直るとは限りません。気になる高さは施工店へ早めに伝えてください。
一枚だけ高い場合も調整できますか?
補修材や畳床の状態が原因なら調整できることがあります。周囲との高さを測り、畳を上げて確認してから方法を決めます。
敷居より低い畳も直せますか?
畳の裏側へ適切な補修を行える場合があります。畳床が弱って沈んでいる場合は、新畳が必要になることもあります。



