こんにちは佐賀で代々畳屋を営む畳マン六代目です!
今年の冬は例年より仕事が緩やかですねー。時間ができるのはいい事なんですが、四六時中畳替えの中にどっぷり浸かりたい畳マン六代目としては少し物足らない感じがしますね!
新調入れ替えと表替えの料金の差の仕組みは?
畳替えといっても新調、新調入れ替え、表替え、裏返しとあります。
新築などは新調(新畳)ですね!
古くなった畳を全て入れ替えるのが新調入れ替え、表面の畳表と畳縁を取り替えるのが表替え、表面の畳表を裏表をひっくり返して張り直し、畳縁を付け替えるのが裏返しです。
畳替えの価格差は材料と手間代と処分代
新築の新調と新調入れ替えも仮に同じ材料を使ったとしても厳密にいうと支払総額は変わってくるものです。
新築時の新調は、段取り良く仕事を組んでくれる工務店からの仕事ならば、畳部屋の採寸はスムーズにできます。特に木の曲がりなど細かく測りますので、他の業者さんとバッティングすると落ち着いて採寸できません。
それはさておき、新築の新調は
採寸→製作→納品
という流れ。
これが新調入れ替えだとまた変わります。
新調入れ替えは既存の畳があります。場合によってはその畳の上に家具なども載っています。
古い畳を一旦全て外す(古い畳の上から測る畳屋さんもいますがそれでは正確に測れない場合が多い)→採寸→古い畳を敷き直す→製作→古い畳を外す→納品→古い畳の処分
という風に作業の手間が大きく違います。ここに作業量の差が大きく出てきます。
しかも入れ替えの場合は、古畳の処分も畳屋さんに頼まなければならないことがほとんどだと思います。
手間代と、処分代が新築の新調と新調入れ替えの違いで施工料金に現れます。
表替えと新調入れ替えの価格差
新調入れ替えは採寸がありますが、基本的に表替えの時には複雑な採寸は行いません。古くなってきて縮みなどによりできてしまった隙間をしっかりと記録します。
表替えは
畳を外し→預かり→施工→納品
という流れになりますが、表替えと新調入れ替えの大きな差は、新調入れ替えにかかる採寸の手間代と、畳床代そしてその加工代です。
施工時にかかる工程数さも価格差になりますので、単純に畳床の仕入れ代だけ金額に乗せるということはありません。それでは商売ではありませんので。
作業工程数をどこか省くと手抜きになりいい仕事は出来ません。畳は長く使うものですから、強引に値引き要求をするとわからないところで材料の質を落とされたり、手抜きされたりということもあるかもしれません。
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