表替えで隙間を無くして埃溜まりや隙間風を減らす

畳の表替えは、畳表を新しく張り替えるだけの作業ではありません。畳と畳の間、壁際、敷居側にできた隙間を確認し、できる範囲で補正して敷き直すことも大切な工程です。

築年数が経つと、畳そのものの乾燥収縮だけでなく、畳寄せや建物側の木材が動き、部屋の形が少しずつ変わることがあります。

畳に隙間ができる主な原因

  • 畳表や畳床が長年の使用で乾燥・収縮した
  • 畳寄せ、敷居、柱など建物側の木材が動いた
  • 床板や地盤の変化で部屋にゆがみが出た
  • 以前の畳替えで寸法調整が十分でなかった
  • 畳を別の位置や向きへ入れ替えた

同じ部屋でも、壁際だけ広い、角に向かって隙間が大きくなるなど、原因と形はさまざまです。

表替えで行う隙間の補正

畳を引き上げる前に、どの位置にどの程度の隙間があるかを確認します。工場では、畳床の側面へ補修材を足す、畳表を張る位置を調整するなどして、元の部屋へ合うよう寸法を整えます。

部屋のゆがみに合わせて補正した畳

写真の畳は、部屋のゆがみに合わせて隙間を埋めるよう調整したため、側面が大きく曲がっています。ここまで差が出る現場は多くありませんが、数ミリ単位の補正は珍しくありません。

すべての隙間が表替えで直るとは限りません

畳床が崩れている、角が大きく欠けている、部屋のゆがみが強い場合は、補修だけでは十分な強度や納まりを確保できないことがあります。その場合は、新しく採寸して新畳を作る方が適しています。

また、敷居や床板そのものが動いている場合、畳だけ直しても再び隙間が出る可能性があります。建物側の修理が必要かどうかも含めて確認します。

隙間を放置すると起こりやすいこと

  • ほこりや細かな物がたまり、掃除しにくい
  • 小さなおもちゃやカードが落ちる
  • 畳の角へ荷重がかかり、傷みやすくなる
  • 見た目が整わず、部屋全体が古く感じる

隙間風を感じる場合は、畳の隙間だけでなく床下や建物側から空気が入っていないかも確認が必要です。

見積りでは隙間の位置もお知らせください

畳全体の写真に加え、壁際や畳同士の隙間を近くから撮影していただくと、状態を把握しやすくなります。表替えで補正できそうか、採寸して新畳にした方がよいかは、最終的に現場で判断します。

価格だけでなく、隙間や段差まで整える工程が含まれているかも、畳店を選ぶ際の確認点です。青畳工房では、一級畳製作技能士の六代目が採寸・製作・敷き込みまで確認します。

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畳の隙間についてよくある質問

数ミリの隙間でも相談できますか?

はい。掃除しにくい、物が落ちるなど生活上気になる場合は、写真で状態をお知らせください。次回の表替え時に補正できることがあります。

隙間だけ直すことはできますか?

畳床が使える状態なら部分補修が可能な場合があります。搬出入や加工が必要になるため、表替えと同時に行う方が合理的なこともあります。

新畳なら隙間は必ずなくなりますか?

現場を正確に採寸して製作します。ただし建物側が動き続けている場合は、将来再び隙間が出る可能性も説明します。