雨漏りで畳が濡れたら、先に雨水の入口を止め、そのあとに畳と床板の状態を確認します。表面が乾いて見えても、畳床の中まで水が入り、藁や繊維が傷んでいることがあります。
乾かせば使える場合と、表替えでは直らず新畳が必要な場合があります。青畳工房で実際に確認した畳の写真とともに、判断する場所を説明します。
雨漏りに気づいたら、建物側の修理を先にします
畳だけを替えても、雨水の入口が残っていれば、また濡れてしまいます。屋根、天井、窓周りなど、雨漏りしている場所を建築業者や修理業者に確認してもらうのが先です。
天井や照明器具の近くまで濡れているときは、濡れた場所や電気設備に触れず、建物側を確認できる業者へ連絡してください。安全に近づける範囲で、濡れた場所、広がり方、気づいた日時を写真に残します。
水を含んだ畳は重く、傷んだ畳床は持ち上げる途中で崩れることがあります。無理に動かさず、畳店へ状態を伝えてください。
実際にあった、藁床まで腐った畳
青畳工房で伺ったお宅では、雨水で天井の化粧ベニヤが剥がれ、そのすぐ下の畳にも多くの雨水が入っていました。雨漏りから時間がたち、訪問時には表面が乾いていましたが、広い範囲に変色とカビ、腐れが見られました。

中の藁床は繊維が崩れ、畳として使い続けられる状態ではありませんでした。この現場は表替えではなく、新しい畳へ替えています。
乾いていても、畳床が使えるとは限りません
表面が一時的に濡れ、早い段階で水分を取り除けた畳と、長い時間水を含んだ畳では状態が違います。見た目や手触りだけでなく、畳を上げて裏面と畳床を見ます。
新畳を検討する主な状態
- 畳床の繊維が崩れ、形を保てない
- 広い範囲に黒ずみや深い変色がある
- 乾かしたあとも強いにおいが残る
- 畳が膨れる、反る、柔らかくなる
- 裏面までカビや腐れが広がっている
畳表だけの傷みで畳床が使えるなら、表替えを検討できます。しかし、畳床そのものが腐ったり崩れたりしている場合は、表面だけを張り替えても直りません。表替えと新畳の違いもあわせてご覧ください。
畳の下と床板まで確認します
雨水が畳を通って床板まで届いている場合があります。畳を上げたら、畳の裏面、床板の湿り気や変色、周囲の畳へ広がっていないかを確認します。

青畳工房が確認するのは、畳を再利用できるか、表替えで済むか、新畳が必要かという部分です。雨漏りそのものの修理は建物側の仕事になるため、修理が済んだあとに、畳を納める時期も相談します。
よくある質問
天日干しをすれば、そのまま使えますか?
表面が乾いたことだけでは判断できません。畳床まで水が入り、繊維が崩れたり形が変わったりしていれば、新畳が必要です。畳を上げて裏面と畳床を確認します。
濡れた一枚だけを替えられますか?
被害が一枚に限られ、周囲の畳と床板に問題がなければ、一枚だけ替えられる場合があります。色や厚み、納まりも確認して決めます。
写真だけでも相談できますか?
はい。雨水が落ちた場所、畳の変色、和室全体が分かる写真をお送りください。写真で緊急度の目安はお伝えできますが、表替えか新畳かの最終判断には、畳を上げて確認することがあります。
濡れた場所と畳の写真をお送りください
雨漏りに気づいた日時、濡れた畳の枚数、現在も湿っているかを添えていただくと、確認の順番をお伝えしやすくなります。建物側の修理状況も分かる範囲でお知らせください。


