佐賀豪雨災害。佐賀市内も水浸し

こんにちは!畳マン六代目です。

8月27日から28日にかけて当地佐賀県で今までに経験したことの無いような雨が降りました。

畳マンの住んでいる所は佐賀市内。

みなさんがテレビで見たと思われる油流出した地域は車で1時間ほどかかる地域になります。

早朝に目が覚め外を見ると。

雨とともに雷もけたたましく鳴っていたため普段より早く目が覚めなんとなく不安に思い外を見ると一面川のようになっておりました。

 

まだ平和ボケの頭をよぎったのは工場の状況。

 

畳の機械の心臓部が濡れてしまうと今後仕事にならないですし、損害の金額も恐ろしい。

 

自宅から川のような道を車を走らせ(後で後悔)角材やなぜか冷蔵庫などが流れる道を恐る恐る進み何とか工場へ。

 

当店のお隣さんが、僅かに高くなっている当店のお客様用駐車スペースに車を移動されておりました。

工場の中は無事か!?

工場に入ると一面水浸し。すでに10cmほど水に浸かっておりました。

 

実は当店は畳マンが幼い頃一度洪水で浸かっており機械が壊れたことがあります。

 

そのため建て直す際に工場の床をかなり高くしていたんです。

 

それでも水が入ってきた。

 

しかも向かいの道を車両が通る度に叩きつける波。とても不安になります。

 

土嚢が店頭だと役に立たないんです。

 

車が通る度に波に持っていかれてしまいます。

 

道傍に入口がある場合、建物の中に土嚢を置く方がいいかと思います。

 

当然土嚢などそんなに準備しているわけもなく、代わりになる物はゴミ袋に水を入れて土嚢代わりに使う事。波さえなければ物凄く効果があります。

 

幸い、機械の大事な部分には水は届かず難を逃れました。

 

亡き父が今の工場を建てた時、高さをあげてくれていたことに感謝です。

町はいつもと違う顔を見せていた。

工場内のいろんなものを動かしたりし終わると今度は自宅の子供達が心配。

 

再び車を走らせ自宅へ。

 

幸い自宅は無事、床下にもきていない模様。しかし自宅の塀の向こうは川に。。

 

この写真は昼頃のものなので少し水が引いてきています。

 

道中ガスボンベが寝転んでプカプカしていたり、明らかに家の中に水が押し入っているお宅などがあり一人車の中で「やばいやばいやばい!」と言いながら帰りました。

 

早い時間、夏休みということもありまだ子供達は何も知らず寝ていました。

 

自宅はトイレの水が流れなくなっており使えません。おそらくほぼ全域そうだったのだと思います。

 

マンホールから下水に水が入り込みパンパンの状況だったんだと思います。

水が抜けてからも大変

夕方になるとかなりの場所で水が引き、通れない道も減ってきました。

 

至る所で後片付けの始まりです。

 

床上浸水したお宅は一階では寝ることも叶いません。二階があればまだ良い方。親戚の方やお知り合いの所に寝床を借りなければならない方もたくさん。

 

避難所で過ごした方もたくさんいらっしゃいます。

 

翌日からは濡れた家財道具や「畳」の搬出も活発になってきました。

 

畳、特に藁の芯材の畳は水を吸うと恐ろしく重くなります。一人ではとても抱えきれない重さになってしまいます。

 

佐賀市は当初、焼却場までその家の方が行かないと被災ゴミを無料で処分してくれませんでした。

 

しかもこの大量に被災ゴミがでる土日に焼却場が休み。かなり憤慨されている方々がいました。

 

徐々に自治体でゴミを集めれるようにはなりましたが、水を吸った重い家財道具や畳は一人で動かせるものではないんです。

 

当店は畳屋なので畳を処分して欲しいとの依頼がたくさんありましたが、正直全部を対応できません。時間も足りませんし体がもたないのです。(ヘルニア持ちですし)

この程度の被害はマシだと思ってしまう油流出事故

佐賀市内は一部土砂災害もありましたが、街中は浸水だけで済んでいるところが大半。

 

しかし車で1時間ほど離れた大町町の方は鐵工所から重油が一緒に流出。

 

さらに水が数日も抜けないという被害。深さもかなりのものだったようです。

 

重油の匂いも酷いでしょう。

 

果たしてまともに住めるようになるのはいつになることか。。

雨怖さを知ることになりました

今回このような水害にあい、自然の怖さというものを思い知りました。

 

水害の後も雨が少し強く降ると身構えてしまう自分がいます。

 

「また水が押し寄せるんじゃないだろうか」

 

と怖さを感じるほど。

 

なかなか備えはできていないものです、たとえ備えていてもそれすら無力化してしまうことがある自然災害。

 

でもやっぱり備えておかなければ不安が消えません。

 

皆様もご安全に日々を暮らしていければと願います。

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この記事を書いた人
畳マン六代目

創業170余年・青畳工房の「畳マン六代目」こと古賀隆夫。
古賀畳工業所から法人化し現在、正式な社名は「株式会社WT」であり、その代表取締役。
1982年生まれの畳製作一級技能士。

佐賀工業高校卒業後、3年間週1回の畳訓練校に通いつつ福岡県の中村製畳店にて弟子として修行。
その後ご縁があり山口県の荒川氏や奈良県の浜田氏など畳製作技術のスペシャリストの方々を師事することで通常業務では知り得ない技術の真髄を学ばせて頂く。

国産畳表を愛し、佐賀県最後のイ草生産者吉丸氏や、熊本県八代市のたくさんのイ草生産者さん達との繋がりを最高の財産だと考えている。

「中国産イ草を使わなければならないのであれば、その仕事はキッパリ断る」がポリシー。

時には伝統的な技術と新しいアイデアを融合し、家族が笑顔でほっとする空間作りを目指しています。

ありがたいことに地元佐賀や福岡のメディア取材多数頂いてます。
STS・NHK・ぶんぶんTV・FBS・FM佐賀・NBC・えびすFM・雑誌新聞等

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