余った畳を再利用したい。別室へ移す加工と費用の考え方

畳マン六代目
畳マン六代目

こんにちは、畳マン六代目です。「同じ家の畳なら、別の部屋でも使える?」と思うことがあるかもしれません。畳は部屋ごとに寸法が違います。今回は、リフォームで外す畳を別の部屋で使いたいという相談から、再利用の判断をお話しします。

2階の畳を1階へ移すと、隙間ができたり入らなかったり

1階の二間は表替え、2階の二間はフローリングにするご相談でした。見積りの後、「2階の畳がまだきれいだから、1階に敷いてみた」と連絡をいただきました。

一方の部屋では畳と壁の間に隙間ができ、もう一方では大きすぎて入りません。畳は、それぞれの部屋を測って、置く位置ごとに製作するもの。同じ家の中でも、そのまま入れ替えられるとは限りません。

足りない寸法を補うか、大きい部分を切り回せるか

隙間ができる部屋は、畳床に材料を足して寸法を補う加工を、大きすぎる部屋は、採寸した上で畳床を切り回す加工を検討しました。

加工できるかは、畳床の強さ、縫い糸、傷み、湿り、今の寸法と移す部屋の寸法を見て判断します。隙間が何cmあるかだけで、新畳と決めるものではありません。高さや敷居との納まりも確かめます。

再利用と新畳、必要な加工も含めて総額を比べる

使える畳床を生かせても、別の部屋に合わせる加工には手間がかかります。通常の表替えと同じ費用とは限りません。再利用する場合の工事内容と、新畳にする場合を比べ、部屋全体の総額をご説明します。

畳床を再利用できない状態や、補修・調整では納まらない場合は新畳をご提案します。使える畳を生かすことと、無理に使い続けることを分けて考えます。

畳を移す前に、二つの部屋を見せてください

ご相談では、今の部屋と移す先の部屋の広さ、畳の枚数、ご希望の使い方をお聞かせください。写真があれば参考になりますが、なくても大丈夫です。撮影のために重い家具や畳を動かす必要はありません。

畳床を再利用できる条件と、畳床を生かした施工例も参考にしてください。別の部屋へ移せるか相談するときは、現物を見て必要な加工と見積金額をお伝えします。ご依頼は、その説明を聞いてから決めていただけます。

この記事を書いた人
畳マン六代目

青畳工房 六代目の古賀隆夫です。1982年生まれ、一級畳製作技能士。創業170余年の畳店を受け継ぎ、佐賀市水ヶ江を拠点に畳替えを行っています。

国産い草にこだわり、畳の状態を確認して、表替えで済むか新畳が必要かを正直に判断します。家具移動や素材選びも、六代目本人がご相談から施工まで対応します。

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