佐賀市富士町へ、6畳間の畳を新しく入れ替えるための採寸に伺いました。畳は同じ「6畳」でも、部屋ごと、敷く位置ごとに寸法が違います。今回は、対角線にも約1cmの差がありました。
四方の長さと、対角線の差を測る
短い側だけに合わせると隙間ができ、長い側だけに合わせると納まらないことがあります。部屋の四方の長さを測り、対角線の差を見て、畳の形と割り付けを考えます。
私が使う採寸方法の一つが割本法です。今回も対角線を比べながら、一枚ずつの寸法を決めました。

細い糸を張って、壁の曲がりも見ます。出来上がった畳を持っていくだけではなく、この採寸から敷き込みまでが畳を納める仕事です。
畳を上げると、床板も見えます

古い畳の下には新聞が敷かれていました。このときは新聞と畳にシロアリが見られたため、状態を確認しました。
畳店が確認するのは、畳床と、畳を上げて見える床板です。建物側の傷みが疑われる場合は、その状況をお伝えし、必要な専門の確認につなげます。新しい畳を敷くだけで建物側の問題まで直るわけではありません。
部屋に合わせて作り、現物に合わせて納める
寸法の違いや壁の曲がりを測るのは、隙間や無理な押し込みを避けて納めるためです。新畳の採寸では、古い畳を外して見える状態も確かめながら、製作の段取りを考えます。
今の畳床を使えるか、表替えで整えられるかも、年数や隙間だけでは決めません。表替えと新畳の違いからご覧ください。


