
こんにちは!畳マン六代目です!
畳の張替えってただ畳表を新しい物に張り替えるだけじゃないんです。
そんな気持ちで店頭の黒板をささっと書き換えました。
一日一間
1日一間 手間暇かけて畳の表替え
畳屋さんの設備の規模で1日の施工枚数は大きく変わります。
大型の機械で1日で100枚以上の生産数となってところもたくさんあります。
当店の設備的な生産能力は日に50枚ほど。でも6畳や8畳などの一部屋分しか基本的には請け負わないようにしています。
畳の張替えってそんなもんじゃない。
機械がある程度のことまでやってくれるような時代になりましたから、ちょっと教えればアルバイトでも
畳のような形にはなるでしょう。(笑えるほど酷いけど)
でも畳って機械ではできない部分の手間をかけることでより美しく、耐久性さえ変わってくるものなのです。
機械の生産能力が高いものほど金額も高く、大きさもでかい。
でも流れ作業ででしっかりとした手間がかけにくい。
手縫いができるじゃなくて手縫いの理屈を理解しているか
手縫いと機械縫いだと機械が綺麗だという人がいますが、
手縫いの繊細さにいつから機械が勝てるようになったのでしょうか?
あくまで
手縫いが下手だから機械縫いの方が綺麗ということになります。
金額的にも張りますので、なかなか手縫いのみのお仕事は現代では難しくなりましたけど、
手縫いの技術を理解し、機械で製作する。機械に使われるのではなく機械を使う。そんなことが大事なんです。
表替えなら補修も必要
畳の表替えや裏返しになると、数年から下手すると数十年使われた芯材に新しい畳表を張り直す事になります。
でも当たり前の仕事をきちんとやってきた畳屋さんに言わせれば、古い畳表を外して、新しい畳表を張り直すだけでは表替えとは呼べないんです。
畳床を傷つけない畳のバラし方、前回の畳糸の綺麗な除去、経年劣化で縮んでしまった畳床の丈出し、家具でできた凹みの補修。
やることをきちんとやると1日一間になりました。
このようにしっかりと手間をかけていくと機械の流れ作業ではできません。時間もかなりかかります。
補修だけでなく機械で縫うときにもちょっとした工夫を入れたりします。畳床の状態で作り方が変わるのですから、無責任に1日にたくさんの仕事をとることなんてできないのです。
しっかりと手間暇をかけて綺麗な畳に仕上げて、お客さんに快適に使用してもらう。そんなことを心がけて畳マン六代目は日々畳職人をやってます。
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