畳のプロ・畳マン六代目が語る!知らないと損する新築の畳事情

畳マン六代目
畳マン六代目

どうも、畳マン六代目です!
青畳工房の代表として、創業170余年続く畳屋の六代目として、国産の畳表だけを扱い、確かな品質を届けることにこだわっています。
畳のことなら何でもわかる畳製作一級技能士として、数多くの新築やリフォーム、そしてこだわりの和空間づくりに携わってきました。

畳の世界に身を置いているからこそ見えてくるものがあります。その一つが、新築住宅に使われる畳の実態です。

「新築なのに畳がすぐ毛羽立つ」「畳が剥げてきた」――こうした相談を受けることが少なくありません。実は、その原因の多くは最初から使われている畳の品質にあります。

新築の家を建てるとき、フローリングや壁紙、水回りの設備は細かく打ち合わせをするのに、畳に関してはほとんど説明がないことに気づいていますか?
その結果、せっかくの高級住宅にもかかわらず、安価な賃貸レベルの畳が使われていることが少なくないのです。

さらに、和室があると固定資産税が高くなるというおかしな日本の制度の中で、あえて和室の設定を選んでくれる施主さんは、きっと畳が好きなはずです。
それなのに、ハウスメーカーが畳についての知識を持たず、見本もない状態では、施主にきちんと説明できるはずがありません。
だったら、請け負うプロの畳屋さんに施主さんを合わせたりすることが必要ではないでしょうか?

今回は、新築住宅の畳事情のリアルと、施主が後悔しないためのポイントをお伝えします!

ハウスメーカーの発注傾向と畳の品質

多くのハウスメーカーは「とにかくコストを抑えて畳を施工してくれる業者」に発注する傾向があります。
それは、少しでも建築費を抑え、利益を確保するためです。

当然、安く施工を請け負う畳屋さんは、できるだけコストを抑えるために“安い材料”を使って畳を作ります。
その結果、新築の家に納品される畳の品質は**「最低レベル」**になってしまうのです。

実際、マンション最上階のオーナー邸宅や、こだわりの注文住宅ですら、こういったケースが少なくありません。
「そんなはずない」と思うかもしれませんが、畳の打ち合わせをしていなければ、何が納品されるか施主さんは知る由もないのです。

なぜ畳だけ説明がないのか?

外壁やクロス、フローリングは、カタログやサンプルを見ながら打ち合わせをしますよね。
しかし、畳に関しては「畳の部屋作ります」「畳縁はどれにしますか?」という程度の説明で終わることが多いのです。

なぜでしょう?
それは、「畳にこだわる人が少ない」と思われているからです。

でも、これはおかしい話です。
和室を選んだ施主さんは、畳が好きだからこそ和室を作っているはずです。
だったら、ハウスメーカーは「畳の品質」にもこだわり、施主に選ばせるべきではないでしょうか?

もしハウスメーカー自身が畳の知識を持っておらず、適切な説明ができないのであれば、施主の希望に沿った畳屋さんを紹介するべきです。
すべての住宅に同じ畳を入れるのではなく、施主のこだわりに対応できる畳屋を選ぶことで、納得のいく住まいが完成するはずです。

安い畳のデメリットとは?

コストを抑えるために使われる安価な畳表には、以下のようなデメリットがあります。

すぐに毛羽立つ
い草が剥げやすい
見た目が悪い
耐久性が低い

「畳ってこんなにボロボロになるものなの?」と思ってしまうかもしれませんが、それは単に品質の低い畳を使っているだけなのです。
本来、良質ない草を使った畳なら、数年経って色が焼けてしまっても綺麗な黄金色になります。

後悔しないための畳選びのポイント

① 施工前に畳の種類を確認する

ハウスメーカーに「どんな畳表を使うのか?」を確認しましょう。
産地、品質、耐久性についてしっかり質問し、サンプルを見せてもらうのがベストです。

② 畳のグレードを選ぶ

もし畳の種類を指定できるなら、国産の高品質な畳表を選びましょう。
価格は上がりますが、長持ちするので結果的にコスパが良くなります。

③ 信頼できる畳屋さんに相談する

当たり前の畳屋さんなら、品質やメンテナンス方法までしっかり説明してくれます。
ハウスメーカー任せにせず、地元の畳屋さんに相談するのもおすすめです。

 

家を売るなら、家全体に誇りを持ってほしい

ハウスメーカーにお願いしたいのは、「畳のこともきちんと説明してほしい」ということです。
家を建てるなら、すべての素材に誇りを持ち、お客様が納得できる家を提供してほしい。
そうすれば、住んでからの満足度も大きく変わるはずです。

施主の皆さんも、家づくりの際には「畳の品質」にも目を向けてみてください。
何十年と暮らす家だからこそ、細部までこだわることが大切です。

まとめ

ハウスメーカーはコストを抑えるために安い畳を選びがち
新築住宅でも賃貸レベルの畳が使われることがある
畳の品質は住み心地に直結する
和室を選ぶ施主は畳が好きなはず、ならば施主に畳を選ばせるべき
国産の高品質な畳を選ぶことで、長持ちし快適に暮らせる

新築を建てる予定があるなら、畳についてもしっかり考えてみましょう!
こだわりのある家なら、畳にも誇りを持ちましょう。


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