
こんにちは!畳マン六代目です!最近はあったかくなってきて、外出するのも気持ちがいいですね。
今回は、和室の畳替えについてお話ししたいと思います。
和室は日本ならではの空間であり、畳替えをすることで清々しい気持ちになるものです。
しかし、畳の上に家具がある場合は、その移動が必要になります。
そこで、家具の移動に関するお悩みや、畳替えの前にしておいた方がいいことについてお伝えします。
【家具がある和室の畳替えはどうするの?】
「家具を移動しないといけないのが大変で畳の表替えも頼めない」ということをたまに聞くことがあります。
特にお年寄りの方はそう思われている場合が多いです。洋服ダンスや本棚、テレビなど、中にはピアノまであるところも。そんな大荷物も動かすのは大変ですし、腰を痛めることもあるかもしれません。
【昔は家具をお客さんが動かさないといけなかった?】
昔は畳屋さんとお客さんの仲も今よりもっと近かったのか、畳替えの準備=お客さんがやることという風潮が強かったみたいです。
家具の移動、畳の拭き上げまでお客さんがやっていて大変だったという話を聞きます。
その記憶が畳替えを億劫にしてしまっている部分もあるみたいですね。
特に畳替えのスパンが長くなり、20年30年ぶりという場合も多いので大変な記憶をそのまま持ってあるようです。
【今は家具の移動はどうすれば?】
お客さんが動かしてください。何てことは言えませんw。
今はほとんどの畳屋さんは家具の移動を無料でやってくれます。
中には畳屋さんがお年寄りすぎて手伝ってあげないといけない場合もあるようですので、問い合わせの時に聞いてみたほうが間違いはないです。
【ただし家具の移動を履き違わないで欲しい】
畳屋さんの家具の移動は畳替えをするためにやることです。1階の家具を2階に移動してなどはあまり好ましくはありません。
引っ越し屋さんではないので、家の壁を傷つけたり、怪我をしてしまうこともあるかもしれません。
また、よほどお体の調子が悪いとかではない限りお布団は畳んで欲しいです。寝て置きたままのお部屋に入るのはこちらも気が引けますし、畳屋さんはお母さんではありませんw
あと息子さんのお部屋を息子さんがいない時に勝手に息子さんの部屋を畳替えする時はよく事前に話し合ってくださいw。
エッチな本やDVDなどでてきて親御さんともに微妙な空気になりますw。
【事前にやって欲しいこと】
あまりにも散らかった部屋はある程度片付けておいてください。小さなこざこざを退けながらだと時間がかかりすぎますので、酷すぎる場合は延期する場合がございます。
壊れやすいもの。コップなど割れ物は事前に取り除いてください。ガラスケースに入った日本人形なども中で倒れると結構大変です。
こちらが触れていいものなのかもわかりませんので。
ぎっしり詰まった本棚、着物がたくさん詰まったタンスも多少は出しておいてもらえると作業が早いです。
【家具そのものの移動はお任せください。】
畳屋さんが家具を動かすのが大変だと心配なされるのはわかります。
大変ありがたいことですが、両手で持ち上がる程度の重量の家具ならば割と簡単に動かしてしまいます。
お客さんが「えー!そんな簡単に!」と言われることがあるくらいです。
畳替えで家具を動かすというと、畳の部屋から家具を全て出さなければならないと思われるかもしれませんが、畳の下に家具を滑らす家具スベリというスキー板のようなものを入れスーッと滑らせます。
畳を上げた所に小さな畳を敷きそこに家具を滑らせますので部屋から家具を出さずに済みます。こんな狭い3畳の部屋で家具がぎっしりでもなんとかなるものです。
家具の移動や畳替えには専門知識が必要です。畳屋さんはそれを持っているので、安心してお任せくださいね。
畳の表替えは定期的に行うことで、畳の寿命を延ばし、清潔な空間を保つことができます。家具がある和室でも、畳屋さんに相談すれば、家具の移動もスムーズに行うことができます。
ただし、事前にやっておくべきことがあるので、忘れずに片付けておきましょう。
畳替えが終わった後は、新しい畳の香りや清潔感に包まれた和室で、リラックスした時間を過ごすことができます。ぜひ、畳の表替えをする機会があれば、畳屋さんに相談してみてくださいね!
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