見積りに伺った部屋で、最初は上敷きかと思った畳表が、床に貼り付いていました。表面の見た目が畳でも、工房へ持ち帰る畳とは構造が違います。
畳表と縁が、床側へ貼り付けられていました


この部屋では、畳表が接着され、畳縁も縫い付けではなくテープのようなもので貼られていました。畳屋仲間からは「きたろう畳」と呼ばれる構造だと教えてもらいました。
通常の畳床を使った畳のように、持ち帰って表を外し、縫い直す表替えはできません。この部屋に必要な工事を、構造から考えました。
作り付けの家具の下は、簡単には剥がせません

貼り付けた表の上に作り付けの家具があり、その下の畳表を剥がせない状態でした。薄い畳を作って納めるとしても、既存の部材をどう外すか、敷く厚みを取れるかまで確認が必要です。
このときは、この部屋とは別の、通常の畳が入った和室を表替えすることになりました。
見た目だけでなく、今の構造を見て工事を決めます
使える畳床なら補修・寸法・高さ調整を考えますが、どの床にも同じ工事ができるわけではありません。沈みがあれば畳床と床板を分けて見て、必要な範囲を説明します。
作り付けの家具や、外しにくい畳があっても、無理に動かす前にご相談ください。現物を確認し、工事内容と総額を聞いてから依頼を決められます。


