畳の裏返しについてどれくらい知っていますか?そもそも、畳の裏返しとは何なのでしょう?
長年の経験を持つ畳マン六代目が解説します。20年経過した畳の裏返しは美しくならないのが現実。
その理由は経年劣化の結果、畳表の色味が失われ、張り直しも難しくなるからです。
早めの畳の裏返しがおすすめな理由や、何を基準に畳を新しくするべきか、この記事でお伝えします。後悔のない畳替えをするために。。
20年経った畳の裏返し、それは本当に良い選択なのか?
皆さんは畳を何年に一度、裏返しした方がいいかご存知ですか? 👀
実は、畳マン六代目としての長年の経験から言いますと、本当に良い畳表で尚且つ普段あんまり使わない部屋で10年が限度と考えています。それ以上の20年経った畳の裏返しは、なかなか綺麗にならないのです! 😲💦
そもそも畳の裏返しとは何か?
さて、そもそもの話、皆さんは「畳の裏返し」の正確な意味をご存知でしょうか? 🤔
畳の裏返しとは、畳そのものをひっくり返す事ではありません。
実際には、見えている畳縁、畳表を剥がし、その畳表のみを裏返して張り直し縫いつける、畳の縁も新品を縫い付ける行為を指すのです。
単純にひっくり返して使うわけではないんですよ!
20年も経つと畳はどう変わるのか?
それでは、20年も経つと、何が問題なのでしょうか。
まず、年数が経つと畳表の裏面の色味が失われ、食べ物や飲み物のシミが裏側にはっきりと出てしまうことがあります。
また、畳表の縦糸が麻糸のシングル(綿糸や、麻と綿両方使って織った畳表があります)だった場合、湿気に触れていた箇所の縦糸が切れてしまい張り直しそのものができないことも🌧️💔
経年劣化した畳表、裏返しは難しい
つまり、年数が経っていると、畳表も青さが無くなり、畳表の縦糸が切れてしまうことが多く、まともに裏返し作業もできなくなるのです。
もちろん、「どうしても裏返しでやって欲しい」と言われることもありますが、実際にやってみると「やっぱり表替えにしとけば良かった〜」なんて後から言われることもしばしば。💧
まとめ:畳の裏返し、早めがベスト!
結論から言いますと、畳の裏返しは、早ければ早いに越したことはないです。
頑張っても、本当に良い畳表で10年が限度と言えます。
畳を新しくする理由は、お部屋を綺麗にしたいからですよね。💫
そのため、青畳工房としては、長年の経験から得たプロの意見をできるだけ聞いて、最適な判断をしていただきたいと思います。
これが、本職であり長年のたくさんの畳を見てきた、青畳工房の畳マン六代目の真摯な願いです。✨🙏✨
畳マン六代目として、皆様の畳に関する疑問や悩みを解決するために、これからも情報発信を続けていきます。ぜひお楽しみに!👍😊🎉
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