こんにちは!畳マン六代目です!
今日は色々あって仕事がバタバタとなりました。さらに暑くて滝のような汗w
仕事が終わる頃には酸っぱい香りの畳マンの完成ですw
裏返しして欲しいんだけど
ご来店でのお客さんから裏返しをして欲しいとのご依頼。
そこで私が、「新調の畳、もしくは前回表替えされてから何年くらい経ってますか?」と質問。
『うーん、あれは確か私が30代の頃だから・・・20年くらい前かな!』
とのこと。
それだけ年数が経つと畳の裏返しには適しません。早ければ早いに越したことはないですが、
頑張っても、良い畳表で10年が限度と畳マン六代目は思っています。
あ、いつも裏返しの話を書くときは書いてますが、例に漏れず書かせてください。↓
畳の裏返しとは、畳そのものをひっくり返す事ではありません。
畳の裏には畳表(ゴザ)も畳縁もついておりません。
さらに、畳は敷き込む為に断面は斜めにっておりますので、裏の方が表面積が狭いです。
畳の裏返しとは、現在見えている畳縁、畳表を剥がし、その畳表のみを裏返して縫い直し、畳の縁も新品を縫い付けます。
単純にひっくり返して使うことではありません。
さて、年数が経ち過ぎていると畳表も青さが無くなり、食べ物や飲み物を落としたり零した後のシミが裏側にはっきりと出てしまうことがあります。
また畳表の縦糸が麻糸のシングル(綿糸や、麻と綿両方使って織った畳表があります)
だった場合、年数が経ってると湿気に触れていた箇所(床下に近い方)がブチブチと切れてしまう事が多くまともに裏返し作業もできなかったりするんです。
どれだけ説明してもどうしても裏返しでやって欲しいと言われることもあります、
しょうがなくやることもあるのですが、、、
「やっぱり表替えにしとけば良かった〜」なんて後から言われることもしばしば。なんだかなーって思ってしまいます。
今回ご来店頂いたお客さんはすぐにご理解頂き、後日表替えの見積もりに伺うことになりましたが、
本職であり長年のたくさんの畳を見てきたちゃんとしたプロの意見は出来るだけ聞いた方が間違いはないと思います!
だって、お部屋を綺麗にしたいから畳を替えるわけですから。。。
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