
新しい畳を納める前に、青畳工房では畳表を拭き上げています。写真は右側が拭き上げ前、左側が拭き上げ後です。細かな染土を取り除くことで、い草本来の色艶が分かりやすくなります。
い草の「泥染め」は品質を整える伝統工程です
畳表に使うい草は、刈り取った後に天然の染土を溶いた泥水へ浸し、乾燥させます。泥染めには、い草を均一に乾燥させ、表面を保護し、色調を整える役割があります。
泥染めは表面を化学塗料で着色する作業ではありません。国産い草の畳表でも行われる大切な工程で、新しい畳の香りにも関係しています。
新しい畳を拭くと布が白っぽくなる理由
畳表に織り上げた後も、い草の表面には細かな染土が残ります。そのまま使うと、靴下や衣服に粉が付くことがあるため、畳へ仕上げた後に表面を拭き上げます。
納品後に乾いた布で拭いたとき、わずかに白っぽいものが付く場合がありますが、多くは残った染土です。何度も強く水拭きする必要はありません。
青畳工房では納品前に拭き上げます
畳の枚数が多いと、拭き上げは時間と手間のかかる工程です。しかし、納品直後から気持ちよく使っていただくため、お客様へ作業を任せず、当店で確認しながら拭き上げてから納めます。
拭き上げでは、染土を取るだけでなく、畳表の織り傷、汚れ、糸の飛び出しがないかも確認します。敷き込み後には、部屋全体の納まりや隙間も見ます。
納品後のお手入れ方法
- 普段は畳の目に沿って掃除機をかける
- 乾拭きを基本にし、水分を残さない
- 水拭きが必要なときは、布を固く絞る
- 掃除後は換気や除湿でしっかり乾燥させる
- 濡れた雑巾で強く何度もこすらない
新しいい草は吸湿性が高いため、梅雨から夏にかけては特に湿度管理が重要です。閉め切った部屋では、エアコンの除湿やサーキュレーターも利用してください。
新しい畳の粉や香りが気になるとき
粉が何度拭いても大量に付く、表面がべたつく、異常な臭いが続く場合は、畳表以外の汚れや湿気が関係している可能性があります。使用を始める前に施工した畳店へ状態を伝えてください。
青畳工房では、国産い草の畳表を選び、製作から拭き上げ、敷き込みまで六代目本人が確認します。
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新しい畳の拭き上げについてよくある質問
納品当日に水拭きしてもよいですか?
当店では拭き上げて納品します。気になる場合も、乾拭きを基本にしてください。水拭きするときは布を固く絞り、畳へ水分を残さないようにします。
染土は体に有害な汚れですか?
染土は、い草の乾燥や色調を整えるために使われる天然の材料です。表面の余分な粉は納品前の拭き上げで取り除きます。
ロボット掃除機はすぐ使えますか?
畳対応の機種で、回転ブラシが畳表を強く傷つけないか説明書を確認してください。最初は畳の目に沿った弱い設定で様子を見ると安心です。


