新しい畳の縁際が白いのはなぜ?「根白」とい草の選び方

新しい畳なのに、縁の近くが白っぽい。い草の根元に近い白い部分が畳表に現れる「根白」が見えていることがあります。白いから古い、白いから品質が低い、と色だけで決めることはできません。

以前、二日間に分けて畳替えをしたお客様から、二日目の納品時に聞かれたことがありました。知り合いの家の畳を見て、畳替えから1年ほど経ったのかと思ったら、実は3日前だったそうです。「畳縁の辺りは真っ白だったのに、なんで?」という疑問でした。

縁際の白い部分「根白」は、い草のどこ?

い草は、根元に近い部分が白っぽくなっています。その部分まで使って畳表を織ると、畳縁の近くに白い部分が見えることがあります。これを「根白」と呼びます。

短いい草を使う畳表では根元に近い部分まで使うことがあります。ただ、私自身、粒のそろった長い佐賀県産い草の根元側を使い、畳表を織ってもらって限定販売したこともあります。白い部分があるかどうかだけでは、使われたい草や畳表の良し悪しまでは分からないのです。

色の先にある違いを、見本で体感していただきます

私が見るのは、い草そのものの質、太さのそろい方、選別、織りの詰まり、表皮の状態です。青みや白さだけでなく、表面や手触りまで合わせて選びます。

見本を比べるときは、中央だけでなく端の状態やい草の太さも見ていただきます。畳表の見本を二つ折りにして握ると、厚みの違いも体感していただけます。

青畳工房で使うい草畳表は国産のみ。その中でも実物を見て選び、お部屋の使い方や予算に合わせてご案内します。次の畳替えでは、色だけでなく、触れたときの違いも比べてみてください。

この記事を書いた人
畳マン六代目

青畳工房 六代目の古賀隆夫です。1982年生まれ、一級畳製作技能士。創業170余年の畳店を受け継ぎ、佐賀市水ヶ江を拠点に畳替えを行っています。

国産い草にこだわり、畳の状態を確認して、表替えで済むか新畳が必要かを正直に判断します。家具移動や素材選びも、六代目本人がご相談から施工まで対応します。

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