畳の天日干しはやるべき?その意味と注意点は?

お客さんにこう聞かれることがあります。

実際のところ、理想的には畳の天日干しはやるべきです。
やらなくてもいいというわけではありませんが、現実的にはなかなか難しいことが多いです。

天日干しをやる理由

  1. 乾燥効果:
    • 畳を乾燥させるために天日干しを行います。湿気を取り除くことで、畳が長持ちしやすくなります。
    • 畳を外すことで、床下にも風が通りやすくなり、こちらも乾燥させることができます。
  2. 害虫駆除:
    • 日光による殺菌効果で、畳に潜む害虫を駆除する効果も期待できます。

天日干しのデメリット

天日干しをすることには多くのメリットがありますが、実際には以下のようなデメリットも存在します:

  1. 元通りに敷く難しさ:
    • 畳を元の位置に戻すのは簡単ではありません。特に素人の場合、元通り敷けなかったり、畳の角を潰してしまったりすることが多いです。
  2. 寸法の問題:
    • 畳はその部屋の形状に合わせて製作されています。部屋は完璧な四角形ではないため、微妙な歪みに合わせて畳が作られています。そのため、天日干し後に元の位置に戻すのが難しいことがあります。

天日干しをする際のポイント

もし天日干しを行う場合、以下の点に注意してください:

  1. 記号や番号を書く:
    • 畳を取り外す前に、畳の裏と床に記号や番号を書いておくと、元の位置に戻しやすくなります。畳の場所や向きが決まっているので、それをしっかり記録しておくことが重要です。
  2. 向きの確認:
    • 同じ場所に戻すだけでなく、畳の向きも確認してください。向きを間違えると、正しく敷き込むことができません。

実際の例

実際に、毎年天日干しを行っているお宅の表替えをすることがありますが、多くの場合、畳の向きや場所が間違って敷かれていることが多いです。畳の敷き方を正しく理解し、適切に戻すことができれば、せっかく天日干しした畳を違えずきれいに敷くことができます。

まとめ

畳の天日干しは理想的にはやるべきですが、実際には難しいことが多いため、正しく行うためには十分な知識と注意が必要です。
畳の乾燥と害虫駆除のために天日干しを行う場合、記号や番号を使って元の位置と向きを確認することが重要です。これにより、畳を長持ちさせることができます。


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