
こんにちは!江戸後期から続く佐賀の老舗「青畳工房」六代目で、畳製作一級技能士の畳マン六代目です😊👋
皆さんは、私たちが毎日作っている畳が「どんな針」で縫われているかご存知ですか?
実は、畳職人は何種類もの太さや長さの違う特殊な針を、作業工程に合わせてミリ単位で使い分けています。
「たかが針でしょ?」と思うかもしれませんが、針の選び方一つで、畳の縫い目の美しさや仕上がりの品質が劇的に変わるのです!✨
今回は、普段はお客様の目には触れることのない「畳職人の相棒(縫い針)」の種類と、一級技能士ならではの道具への深いこだわりを大公開します!
ミリ単位の美しさを生む!畳職人が使い分ける8つの「畳針」
畳製作には、一般的な裁縫用の針とは全く異なる、強靭で特殊な形状の針が必要です。青畳工房では、主に以下の8種類の針を工程ごとに使い分けて、一枚の畳を丁寧に仕立てています。

- ① 木綿針(通常裁縫サイズ)
神社仏閣などで使われる「有職畳(ゆうそくたたみ)」の紋縁などを、極めて細かく美しく縫い合わせる時に使用します。 - ② 上敷き用針(3寸 / 1.6mm幅)
薄いゴザや上敷きなど、繊細な素材を縫い合わせる際に活躍する細めの針です。 - ③ 刺し針(4寸5分)
「平刺し(ひらざし)」と呼ばれる、畳の縁(へり)を畳本体にしっかりと縫い付ける基本工程で使用します。 - ④ 返し針(5寸2分)
畳に縫い付けた縁を折り返し、側面を縫い上げる(返し縫い)際に使う、少し長めの針です。 - ⑤ 床針(6寸5分)
厚みのある畳床(土台)を一から作る際や、凹んだ床を補修する時に使う、非常に長く頑丈な針です。 - ⑥ 木綿糸用 曲がり針
有職畳の細かく入り組んだ箇所など、真っ直ぐな針では通せない部分を縫うための特殊な針です。 - ⑦ 畳用 曲がり針
有職畳や薄いゴザを縫う際、表面に「糸が見えないよう(隠すよう)」にすくい縫いをするための熟練用の針です。 - ⑧ 刺し針(4寸8分)
③の4寸5分より少し長く、畳の厚みや素材の硬さに応じて使い分ける重宝するサイズです。
一級技能士の秘密:「パキーン!」と折れる針を愛用する理由
私、畳マン六代目が愛用している畳針は、問屋さんで広く売られている市販品ではなく、特定の製作所から直接仕入れている最高級品です。
この針は非常に高価ですが、使いやすさが段違い!しかし、この極上の針にはある「面白い特徴」があります。
安価な針は、無理な角度で力を入れると「グにゃっ」と曲がってしまいます。しかし、私が使っている良質な針は、少しでも無理な力がかかったり、扱い方を間違えると「パキーン!」と真っ二つに折れてしまうのです。
「えっ、すぐ折れちゃうなんて使いにくくないの?」と思うかもしれません。
しかし、実はこれこそが職人を育てる秘密なんです!
曲がった針に気づかずに縫い続けてしまうと、縫い目が歪み、いつまで経っても技術が上達しません。
一方で「扱いが悪いと即座に折れる針」を使えば、職人は自然と針が最も通りやすい「真っ直ぐで無駄のない美しい角度」を体が覚えるようになります。
つまり、技術が下手なうちはすぐに折れてしまいますが、一流の腕になればなるほど、この繊細な針を折ることなく、誰よりも美しく頑丈に畳を縫い上げることができるのです😊👍
まとめ|見えない道具へのこだわりが「一生モノの畳」を生む
- 畳作りには、太さや長さ、曲がり具合の違う多種多様な針が必要不可欠!
- それぞれの工程(平刺し、返し縫い、床直し等)に最適な針を使うことで仕上がりが美しくなる。
- 一流の職人は、ごまかしの効かない「折れやすいが極上の針」で腕を磨いている。
- 針の太さ一つで畳へのダメージ(刺し荒れ)が変わるため、適材適所の見極めが重要。
いかがでしたでしょうか?お客様が普段目にすることのない「針」一つをとっても、畳作りにはこれほどの奥深い世界と職人のプライドが詰まっています。
私たちは、この極上の針と一級技能士の技術を駆使して、見えない部分の縫い目や土台の補修まで一切妥協せず、ご家族が笑顔で過ごせる「一生モノの畳」を仕立てています。
「うちの畳、だいぶ傷んできたけど綺麗になるかな?」
「職人さんに一度しっかり状態を見てほしい!」
そんな方は、ぜひ青畳工房にお任せください。
当店では、適当な診断や押し売りは絶対にいたしません。
必ずお客様のご自宅へ本物の畳見本(サンプル)を持参し、今の畳の状態を正確に診断した上で、見て・触って納得いただいてから最適なお見積りをご提案させていただきます。
まずはスマホで畳の写真を撮って、LINEでお気軽にご相談ください!


