畳屋六代目の佐賀県産イグサ畳表との出会い

私が弟子上がりした頃は、佐賀県産の畳表はもう無いものとして聞いておりました。

私自身が佐賀でイグサを見た事が無かったものでその情報をそのまま受け取り、そうなんだろうな。とくらいにしかその頃は思っていませんでした。

しかし、ある時に佐賀県にはまだイグサ畳表生産者がいるとひょんな事から知ったのです。私はいてもたってもいられず即行動に移しました。いったいどこで、どんな人がやっているんだろう。そんな思いでいっぱいだったのを覚えています。

そしてなんとか取り扱いをしている問屋さんを見つけ出し、付き合いも無い畳屋なのに無理を言って、「その方を」紹介して頂く事になったのです。

そこはみやき町、かつて佐賀県産畳表の産地で須子表として有名だった白石町と並ぶ佐賀県産畳表の産地だった場所です。

そこで初めて吉丸さんと出会う事になったのですが、吉丸さんは稀にくるであろ畳屋と私をたぶん一緒のように思われていたのかもしれません。しかし私はそこからが変わっていたのです。

早速吉丸さんの畳表を仕入れ、まずはブランド化しなくてはと葉隠畳というスタンプを作りホームページに載せたりして、その都度吉丸さんの所へお邪魔し沢山のご迷惑をかけた事と思います。

ツイッターでとある偽装を私が暴いた時に吉丸さんの畳表は注目を浴び、一時お客さんの方から佐賀県産でできますか?との声が聞かれるようになり少しだけ吉丸さんの知名度が上がりました。

吉丸さんとは年々仲良くなり、新年は呑みに行ったりと年齢は離れていますが、仲間としてガッチリタッグで歩みだしました。

本来私はかなり畳表の品質に厳しい方なので、吉丸さんにもっと技術と品質の向上を目指そうともっともっと良い物を作れる余地があった吉丸さんを八代に行こう!と誘い二人で向かいました。

八代は国産イグサのほとんどを占める産地、腕の良い方が沢山います。

私は八代の地で分かる生産者さんや問屋さんを挟む事で、畳屋の言い分と改善点を生産者である吉丸さんにうまく伝える事ができました。

結果的に吉丸さんの畳表の品質はグーンと向上!より良い物になりましたそしてまだまだ進化しております。

イグサは農産物ですので年ごとに品質も違い、どうしても失敗するときもあります。しかしそこを乗り越えてきたからこそ佐賀の地で吉丸さんだけが残ったんだなと思います。

これからも吉丸さんのイグサ畳表を。佐賀県産畳表を!少しでも長い間残す為に吉丸さんとガッチリタッグで頑張ります!!!!

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枚数や、畳の状態によりお預かり日数が変わることがあります。

この記事を書いた人
畳マン六代目

創業170余年・青畳工房の「畳マン六代目」こと古賀隆夫。
古賀畳工業所から法人化し現在、正式な社名は「株式会社WT」であり、その代表取締役。
1982年生まれの畳製作一級技能士。

佐賀工業高校卒業後、3年間週1回の畳訓練校に通いつつ福岡県の中村製畳店にて弟子として修行。
その後ご縁があり山口県の荒川氏や奈良県の浜田氏など畳製作技術のスペシャリストの方々を師事することで通常業務では知り得ない技術の真髄を学ばせて頂く。

国産畳表を愛し、佐賀県最後のイ草生産者吉丸氏や、熊本県八代市のたくさんのイ草生産者さん達との繋がりを最高の財産だと考えている。

「中国産イ草を使わなければならないのであれば、その仕事はキッパリ断る」がポリシー。

時には伝統的な技術と新しいアイデアを融合し、家族が笑顔でほっとする空間作りを目指しています。

ありがたいことに地元佐賀や福岡のメディア取材多数頂いてます。
STS・NHK・ぶんぶんTV・FBS・FM佐賀・NBC・えびすFM・雑誌新聞等

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