以前に表替えをしたお客様宅で、テレビを動かした際にシロアリ被害が見つかりました。発見した畳は畳床まで食害され、敷居側から被害が広がっていました。
家具の下は普段見えないため、偶然テレビを動かしたことが早期発見につながりました。畳表がきれいに見えても、畳床や床板側で被害が進んでいる場合があります。
畳のシロアリ被害で見られるサイン
- 畳の一部が急に柔らかくなった、沈む
- 畳の隙間や敷居に土の筋のようなものがある
- 畳の下や部屋の中で羽アリを見かけた
- 掃除をしても木くずや砂のようなものが出る
- 敷居や柱を押すと弱くなっている
これらがすべてシロアリとは限りませんが、複数当てはまる場合は注意が必要です。畳だけでなく、床板、敷居、柱など建物側から被害が広がることもあります。
見つけた直後にしてほしいこと
- 被害部分をむやみに壊したり、掃除機で全部吸い取ったりしない
- 畳、敷居、土の筋、虫の写真を残す
- 市販薬を大量にかける前に専門の防除業者へ相談する
- 畳店には、畳を上げる時期と交換範囲を相談する
見える虫だけを処理しても、建物内部にいるシロアリまで対処できたとは限りません。まず防除の専門業者が被害範囲と侵入経路を確認し、その後に畳の補修・交換を進めるのが基本です。
表替えで済むか、新畳が必要か
畳表だけに軽い汚れがある場合と違い、シロアリに畳床まで食べられている畳は、表替えでは強度を戻せません。今回の畳も畳床から作り直す新畳となりました。
一方で、同じ部屋のすべての畳が必ず交換になるとは限りません。一枚ずつ畳床の硬さ、食害、湿気を確認し、使える畳と交換が必要な畳を分けて判断します。
畳替えは床下を確認する機会にもなります
普段の生活で畳をすべて上げる機会は多くありません。表替えや新畳の際には、床板の湿気、カビ、蟻道、傷みを確認できます。
湿気がこもりやすい部屋では、換気、除湿、雨漏りや水漏れの確認も大切です。シロアリ被害を見つけた場合、畳だけを新しくして終わりにせず、建物側の処置が完了しているかを確認してから敷き込みます。
青畳工房では防除工事そのものではなく、被害を受けた畳の状態確認と、表替え・新畳の判断を行います。畳の下が心配な場合は、気になる場所の写真と状況をお知らせください。
畳の下から蟻が出たときの確認点
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畳とシロアリについてよくある質問
羽アリを一匹見ただけでもシロアリですか?
別の種類の虫である可能性もあります。つぶして捨てる前に写真を撮り、発生場所と数を記録して専門業者へ確認してください。
シロアリ被害の畳はそのまま使えますか?
畳床の強度が落ちている場合は安全に使えません。防除後に畳を一枚ずつ確認し、交換範囲を決めます。
畳替えだけでシロアリ対策になりますか?
畳交換は防除工事ではありません。建物側の被害調査と処置を先に行い、再び被害を受けない状態を確認してから畳を納めます。


