猫が畳のい草を噛んだり、ほつれた繊維を引っ張ったりすると、「少しくらいなら食べても大丈夫?」と不安になります。
先に結論を言うと、い草だから安全、少量だから必ず大丈夫とは言い切れません。畳店が猫の体調を判断することもできません。食べた量、畳の状態、猫の様子を確認し、異変があれば早めに獣医師へ相談してください。
猫が畳をかじる主なきっかけ
飛び出したい草が気になる
一度毛羽立った畳は、細い繊維が表面から出ます。猫が前足で触ると動くため、そのまま口にすることがあります。ほつれを手で引っ張ると範囲が広がるので、まず猫を別の場所へ移し、傷んだ範囲を確認します。
遊びや退屈から噛む
若い猫や好奇心の強い猫は、畳だけでなく、ひも、布、段ボールなども噛むことがあります。安全に遊べるおもちゃや爪とぎを用意し、噛んでほしくない場所へ近づけない時間をつくります。
同じ場所を繰り返し噛む
食べ物ではない物を繰り返し口にする行動には、体調やストレスが関係する場合もあります。畳を新しくするだけで原因がなくなるとは限りません。繰り返す、飲み込む、食欲が変わったなどの様子があれば獣医師へ相談してください。
まず確認する5項目
- 口にしたのは短い繊維か、長いほつれか
- 飲み込んだ量が分かるか
- 吐く、食欲がない、元気がないなどの変化があるか
- 便が出ているか、排泄の様子が普段と違わないか
- 畳以外のひもや布も噛んでいないか
長い繊維や異物を飲み込んだ可能性がある、何度も吐く、食べない、腹部を痛がる、元気がない場合は、様子見を続けず動物病院へ連絡してください。口やお尻から繊維が見えても、無理に引っ張らないでください。
やってはいけない対処
- 自己判断で吐かせる
- 口から見える繊維を強く引っ張る
- 香りの強い薬剤を畳へ吹きかけて近づけなくする
- ほつれを残したまま上から敷物で隠す
- 繰り返し噛む行動を畳のせいだけにする
受診時に説明しやすいよう、畳の傷んだ場所、残っている繊維、吐いた物、猫の様子を写真に残しておくと役立ちます。
畳側でできる再発予防
毛羽立ちを早めに見つける
掃除機は畳の目に沿ってゆっくり動かし、表面の傷みを確認します。回転ブラシを強く当て続けると、弱ったい草がさらに毛羽立つ場合があります。
爪とぎ場所を分ける
畳をかじる前に爪で引っかいているなら、猫がよく使う場所へ横置き型の爪とぎを置きます。行動を叱るより、使ってよい場所を分かりやすくする方が続けやすい対策です。
傷に配慮した畳表を比較する
同じ場所を繰り返し引っかく家庭では、表替え後もい草が毛羽立つ可能性があります。爪傷と摩擦への強さを優先するなら、MuKiZu-Tatamiの特徴と注意点を確認してください。絶対に噛まない畳ではありませんが、ほつれのきっかけを減らす選択肢になります。
よくある質問
新しい国産い草なら、猫が食べても安全ですか?
猫用の食べ物ではないため、安全とは断言できません。素材だけでなく、食べた量、長さ、猫の体調で判断が変わります。心配な場合は獣医師へご相談ください。
苦いスプレーを畳に使ってよいですか?
製品ごとに成分が異なり、猫が足や体を舐める可能性もあります。畳の変色や臭い残りもあるため、畳へ直接使う前に製品表示と獣医師の助言を確認してください。
表替えだけで直せますか?
傷みが畳表だけで、畳床が使える状態なら表替えできる可能性があります。猫が繰り返し同じ場所を噛む場合は、素材と部屋の使い方を一緒に見直します。
猫の体調は獣医師へ、畳の傷みは六代目へ
畳の傷んだ場所を近くから1枚、和室全体を1枚撮ってお送りください。表替えで済むか、傷に配慮した素材が必要かを確認します。


