新しい畳のお手入れ|白い粉・乾拭き・換気の正しい方法

新しい畳へ替えた直後は、強く水拭きしたり、消臭剤を吹きかけたりする必要はありません。天然い草の畳は、表面の白い粉を乾いた布で畳の目に沿って拭き、換気しながら使い始めるのが基本です。

ただし、天然い草、和紙製、樹脂製では手入れ方法が違います。まず畳表の素材を確認してください。

新しい天然い草の白い粉は汚れではない

天然い草の畳表には、製造工程の泥染めで使われる「染土」が表面に残ることがあります。い草の乾燥を助け、色や香りを整えるためのもので、異常な汚れではありません。

青畳工房では納品前に拭き上げますが、ごく少量が衣類や靴下へ付くことがあります。乾いた柔らかい布で、畳の目に沿って軽く拭いてください。

使い始めの手順

  1. 素材を確認する:天然い草、和紙製、樹脂製など、注文した畳表を確認します。
  2. 乾拭きする:天然い草は乾いた布で目に沿って軽く拭きます。
  3. 部屋を換気する:雨天や高湿度の日は窓を無理に開けず、エアコンや除湿機を使います。
  4. 家具の脚を確認する:細い脚や重い家具へ荷重が集中しないようにします。
  5. 数日間は状態を見る:強い臭い、湿り、変色、段差がないか確認します。

新畳で避けたいこと

  • びしょ濡れの雑巾で何度も拭く
  • 畳の目に逆らって強くこする
  • 重曹や強い洗剤を自己判断で使う
  • 消臭・除菌スプレーを広範囲へ大量に吹く
  • カーペットや布団をすぐ敷きっぱなしにする
  • 濡れた洗濯物を畳の上で乾かす

普段の掃除機は、吸込口を強く押し付けず畳の目に沿って動かします。回転ブラシの強さや使用可否は掃除機の説明書も確認してください。

素材別のお手入れ

素材日常の基本注意点
天然い草掃除機と乾拭き水分を残さない
和紙製畳表目に沿って掃除し、製品の説明に従う強くこすらない
樹脂製畳表汚れを早めに拭き取る継ぎ目から内部へ水を入れない
特殊素材素材ごとの取扱方法に従う一般の畳と同じ方法に決めつけない

和紙製・樹脂製を比較する場合は、和紙畳・セキスイ樹脂畳の案内をご覧ください。

い草の香りが強いと感じるとき

新しい天然い草には、い草と染土由来の香りがあります。通常は換気と時間の経過で落ち着きます。香りを早く消そうとして水拭きや消臭剤を繰り返すと、畳へ余分な水分を入れることがあります。

目や喉への強い刺激、息苦しさなど体調の異変を感じたら部屋を離れて換気し、必要に応じて医療機関へ相談してください。

家具を戻すときの注意

重い家具は引きずらず、持ち上げて移動します。タンスやベッドの細い脚はへこみやすいため、安定する広めの受け材で荷重を分散します。壁へ密着させると湿気がこもることがあるため、室内環境に応じて風が通る余地も考えます。

家具が多い部屋の準備は、畳替え前の片付けチェックリストで確認できます。

よくある質問

白い粉は掃除機で吸ってもよいですか?

乾拭きで軽く取り除いたあと、畳の目に沿って掃除機をかけます。強くこすったり、吸込口を押し付けたりしないでください。

新しい畳へすぐ布団を敷いてもよいですか?

使用できますが、毎日上げて寝汗の湿気を逃がしてください。敷きっぱなしはカビの原因になります。

一部だけ色が違って見えます

畳表の向きと光の当たり方で濃淡が出ることがあります。水滴跡や明らかな変色、湿りがある場合は写真で確認します。

新畳の気になる変化は早めにお知らせください

白い粉、香り、色差、段差など、正常な範囲か判断しにくいときは写真をお送りください。施工直後の畳は、自己判断で薬剤を使う前に確認する方が安心です。

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