畳の一部だけに大きなシミや傷があると、「1枚だけ交換できないか」と考える方は少なくありません。畳は1枚だけでも表替え・新調できる場合があります。ただし、周囲との色差、材料、寸法、畳床の状態を確認せずに進めると、交換した一枚だけが目立つことがあります。
部分交換が向くケースと、部屋全体を替えた方がよいケースを整理します。
畳1枚だけでも依頼できる
青畳工房では、少ない枚数でも状態を確認します。1枚だけの表替えは既存の畳床を使い、表面の畳表と畳縁を交換します。新畳は畳床を含めて一枚を作り直します。
| 状態 | 検討する工事 | 確認点 |
|---|---|---|
| 表面だけの傷・日焼け | 表替え | 畳床が再利用できるか |
| 尿・水が内部まで浸透 | 新畳 | 臭いと床板への浸透 |
| 踏むと沈む・崩れる | 新畳または床下確認 | 畳床と床板の状態 |
| 一枚だけ寸法が合わない | 新畳または寸法修正 | 隙間と部屋のゆがみ |
部分交換で先に知っておきたい4つのこと
1. 新しい一枚は色が違って見える
天然い草は、新しいときは青みがあり、時間とともに黄金色へ変化します。長く使った畳の中へ新品を入れると、同じ材料でも色差が出ます。人工素材も、製造時期や日焼けで周囲と完全に一致しないことがあります。
2. 同じ商品が廃番の場合がある
畳表や畳縁は、色柄の変更や廃番があります。既存の名称が分からない場合は、部屋全体と表面の近接写真から近い材料を探します。
3. その一枚だけ原因が別にあることがある
窓際の結露、雨漏り、植木鉢の水、ペットの粗相など、局所的な傷みには原因があります。原因を直さず交換すると、新しい畳も同じ場所から傷む可能性があります。
4. 畳は一枚ずつ寸法が違う
隣の部屋の畳や市販品をそのまま入れ替えることはできません。新畳では、入る場所に合わせて採寸して製作します。詳しくは畳が一枚ずつ違う理由をご覧ください。
1枚だけ替える方がよいケース
- 家具の転倒や火傷などで一枚だけ傷んだ
- ペットの粗相が一枚に集中している
- 漏水箇所が限定され、原因の修理が終わっている
- ほかの畳は比較的新しく状態がよい
- 押し入れ前など、色差が気になりにくい場所
部屋全体の畳替えも比較した方がよいケース
- 周囲の畳もささくれ、沈み、隙間がある
- 長年使っており、次々に傷みが出そう
- 客間などで色と質感をそろえたい
- 同じ畳表・畳縁が用意できない
- 複数枚に臭いや湿気が広がっている
費用だけで一枚交換を決めるのではなく、残りの畳をあと何年使えそうかまで見て比較すると、二度手間を避けられます。現在の料金は畳替え価格表で確認できます。
写真で確認できること
LINEでは、次の3枚があると状況を整理しやすくなります。
- 入口から部屋全体を撮った写真
- 傷んだ一枚を真上から撮った写真
- シミ、破れ、沈みを近くから撮った写真
写真だけで最終判断できない場合は、その理由をお伝えしたうえで訪問確認します。
よくある質問
1枚だけだと割高になりますか?
使用する材料、工事内容、営業地域、引き取り方法で変わります。1枚単価だけでなく、訪問条件を含めて事前に確認します。
一枚だけ新しくすると恥ずかしいですか?
機能上は問題ありません。見た目をそろえたい部屋か、傷みだけ直したい部屋かで判断が変わります。色差も含めて選択肢をご説明します。
表替えで尿の臭いは取れますか?
畳表だけの汚れなら改善する場合があります。畳床まで浸透していると、新畳が必要になることがあります。
一枚だけか、部屋全体かを写真から整理します
交換枚数を増やす前提ではなく、残せる畳は残せるかを確認します。市町村名、畳の使用年数、傷んだ原因が分かれば一緒にお知らせください。


